

春を呼ぶ花「プリムラ・ポリアンサ」
(小さくてもかわいく存在感のある鉢花)

外は一番寒い季節に向かっていますが、この時期はたくさんの鉢花が出回る季節
でもあります。中でも一番春らしい花がプリムラ類です。
1 プリムラの特徴と種類
プリムラ類は世界各地に自生し、たくさんの種類があります。サクラソウ科の花
で、もちろん日本のサクラソウも仲間です。プリムラには「最初の」「一番の」と
いう意味があり、文字通り春を告げる花と言えます。よく見かける種類は4種類で、
一番多いのが「ポリアンサ」とその小型の「ジュリアン」です。この両者は茎が伸
びず、株の中心部からたくさんの花が出るタイプです。三番目は「オブコニカ」で、
こちらは中心から伸びた茎にやや小型の花を密生させます。葉にはかぶれる成分が
あり、人によってはかゆくなりますから注意が必要です。筆者もかぶれるほうなの
で、オブコニカは栽培しないことにしています。最後の四番目が「マラコイデス」
です。こちらも茎が伸びるタイプで、花は最も小型で段状に密生します。
これらのうち、今回は「ポリアンサ」について少し詳しく紹介します。ポリアン
サはヨーロッパ原産の数種類を交配して作られたもので、大輪・多花性なのが特徴
です。生育適温は15~20℃で、寒さには強いほうなのですが、逆に夏の暑さに
は弱い花です。したがって普通は一年草として扱われますが、本来は多年草です。
半日陰の涼しい場所で夏越しできれば、次の年も咲いてくれます。写真のプリムラ
は緑風高校の2年ものです。
第46話

カリキュラム

鳥取県立鳥取緑風高等学校
