辰巳峠1(たつみとうげ)

< 解説 >
佐治村から岡山県上斉原村に通じる辰巳峠(786m)より佐治村側にかけてみられる火山砕屑性の地層を、辰巳峠層と呼ぶ。この層の厚さは約110mで、基盤は花崗岩である。辰巳峠層は準平原の川がせき止められ、堆積したものである。多数の植物化石や昆虫化石が産出する。化石が産出する地層は灰色板状泥岩で厚さは10m程度である。植物化石は144種が明らかになった。植物化石の構成はブナ科のムカシブナが圧倒的に多く42%を占め、次いでマツ科のムカシイヌカラマツの6.7%、ブナ科のシキシマナラ、カバノキ科のヘイグンイヌシデがそれぞれ3%程度である。  植物化石を産出する地層は、平成元(1989)年佐治村教育委員会によって天然記念物として指定され、露頭が保護されている。

◆写真撮影場所◆
鳥取県八頭郡佐治村辰巳峠にて撮影

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