ご挨拶


 例年よりも多かった雪の影響で今年は桜のつぼみの生育が例年より遅く、学校の前庭の桜も4月になっても開花する気配もないまま、今年は入学式に桜の花の歓迎はないのかとあきらめていましたが、数日間の陽気で一気につぼみが膨らみ、4月7日の始業式の日には2分咲き程度に、そして、8日の入学式では5分咲きほどになり、新入生の入学を華やかに祝福してくれました。平成29年度は44名の新入生を迎え、全校生徒149名で日野高等学校としての18年目のスタートを切ることとなりました。
 昨年度、日野高校に着任して以来、「自らの成長を実感できる学校」作りを学校運営の基本としてきました。平成29年度は、「成長」に向けた行動の指針とするため、1年間のテーマとして「出会い+挑戦=成長」を設定し、始業式で生徒に次のように話をしました。
 『今年度も、クラス替えによる今まで関わりのなかったクラスメートとの出会い、新しい先生との出会い、新入生との出会い、あるいは、本校の特色ある教育活動である、産業社会と人間のフィールドワーク、職場体験実習、課題研究、日野高ショップなどを通じた学校外の人との出会いなど、たくさんの新たな出会いがある。君たちには、出会いを待つのではなく、新しい出会いを求めて一歩を踏み出し、新たな人と出会い、関わる中で刺激や影響を受けて欲しい。そのことで今までの自分にない視点や行動力が身につき、今までの自分とは違った自分に変わることが出来ると思う。その変化こそが成長である。
 行動を起こせば、成功することも失敗することもある。しかし、何もしないで後悔するよりも、何かに挑戦して失敗するほうが得るものは多い。仮に失敗しても、別のやり方でやってみればいいし、失敗した過程を振り返る中で原因が見つかり、成功への道が見えてくることもある。失敗を恐れず、尻込みせず、何事にも挑戦して欲しい。挑戦することで、今までの自分の殻を破り、新たな自分が見えてくるし、自信も生まれる。
 君たちが今年度1年、様々な活動に積極的に挑戦し、沢山の人たちとの出会い・関わりをとおして、心身ともに成長してくれることを期待する。』
 「出会い+挑戦=成長」は生徒だけのテーマではなく、教職員にとっての今年度1年のテーマでもあります。教職員にも、地域に積極的に出かけ、地域の方々の日野高校に対する思いや期待を知って欲しい。そして、生徒のため、日野高校のため、さらには地域のために何ができるかを考え、新たな取組みに挑戦して欲しいとお願いしました。
 来年3月に1年間を振り返り、生徒・教職員一人ひとりが自分の成長を実感できることを願い、中学生やその保護者にとって「行きたい学校」、在校生・卒業生にとって「来てよかったと思える学校」、さらには、地域の方に「なくてはならないと思っていただける学校」を原点とした学校づくりを行っていきたいと考えています。そのうえで、根雨高校・日野産業高校における教育の成果を基盤として、今まで作り上げられた良き伝統を受け継ぎ、全校生徒・教職員が一体となって新たな歴史と伝統を築いていきたいと思いますので、皆様のご理解、ご支援をよろしくお願いいたします。
                             平成29年4月

 
      校長 永野 智之