校長挨拶


校長の髙垣知博です。どうぞよろしくお願いします。
本校は、明治40年(1907年)に豊田太蔵先生によって創設され、その後、校名変更や合併、統合、再編を経て現在に至り、今年度創立114周年を迎える伝統ある学校です。近くには「由良お台場」や名探偵コナンの原作者の「青山剛昌ふるさと館」(青山剛昌氏は本校卒業生)もあり、歴史と文化が息づく地域に立地し、向ヶ丘の高台の大栄中学校、大栄小学校とも隣接する、落ち着いた教育環境の中にあります。
本校は、普通コースに加え、昭和44年(1969年)に体育コースを創設しました。これは、全国でも先駆的な取り組みでした。体育コースは、創設後半世紀経過しましたが、これまで多くの日本のトップアスリートを輩出してきました。今年度も、県内遠隔地のみならず他県からも生徒が集まり、切磋琢磨し人間力や競技力を向上させ、社会で活躍できる実践力のある人材の育成に取り組んでいます。
普通コースと体育コースを合わせて約25、000人に及ぶ卒業生の中からは、これまで様々な分野で活躍する数多くの人材を輩出してきました。
本校は「克己」を校訓とし、これに基づく「人間力の育成」(自分をきちんと見つめて高め、他者に優しくできる、心豊かなに人になって欲しい)を教育目標に掲げて日々の活動を行っています。
教育は生徒・保護者・教職員が同じ方向を向いて取り組み、地域の方々の支援もいただいたときに最大の効果が生まれると考えます。保護者の皆様には主にPTA活動を通じて、地域の方々には「地域探究の時間」を中心としてご協力いただいており、感謝の言葉もございませんが、今後とも、本校に関係していただいております皆様のご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。

鳥取県立鳥取中央育英高等学校長
髙垣 知博