岩美高校に入学 僕は中学のときから野球をしているのですが、中学3年生のとき、岩美高校野球部が中国大会に出場して、地元の高校だし、とても強いチームだったので入りたいと思ったのがきっかけです。
岩美高校に入学して、野球部に入部してからは想像以上にしんどかったです。先輩とは練習中、規律があり、とても厳しかったけれど、それ以外はフレンドリーに話しかけてくれてとてもいい関係でした。また、試験の時は朝早く来て練習をして、勉強と部活動の両立をはかりました。練習はとても厳しかったけれど、他にしんどい事があっても耐えられるし、忍耐強くなったと思います。
同級生は、同じ岩美中学校出身の生徒が多かったので、すぐに仲良くなったし、町外から来た生徒ともすぐに仲良くなれました。
1年生のときは、就職か進学は全く考えていませんでしたが、2年生になってから、親とも相談しながら決めていきました。
座っている授業よりも、スポーツをしたい 「観光・スポーツ類型」を選択
岩美高校は2年生から類型に分かれますが、僕は「観光・スポーツ類型」を選択しました。野球もそうですが、座っている授業よりも、スポーツをしたいと思い,選びました。観光・スポーツ類型はシーカヤックやキャンプなど、楽しい授業が多いです。
岩美町に住んでいますが、シーカヤックなど今まで全くやったことがなく、授業内で体験してとても新鮮でした。特色ある授業としては、スポーツトレーナーの方が来校し、テーピングやストレッチをレクチャーしてくださる授業があります。ストレッチは部活の試合の前に自分でやったり、普段の練習の後にやったり、実際に取り組んでいます。トレーナーの方は各部活にもいらして下さり、教えてくれます。
研究開発学校としてジオパーク授業もありました。テーマ別にグループに分かれて地域貢献をしたり、地域について調べたりしました。フィールドワークで外に出たり、自分たちでテーマを考えたりできて、楽しかったです。僕のグループは新しいスポーツを考えるというテーマでした。2つアイデアを出し、ひとつは、今までにない競技で小さい子やお年寄りでも出来るスポーツ、もうひとつはジオパークを活かしてロッククライミングをするという斬新なスポーツを考えました。
3年の始めに配られる「進路ノート」・就職
3年生になり、三者面談の時まだどこを受けようか迷っていて、ちょうどFDKの求人が来て、先生に勧められたのがきっかけです。両親とも相談して、地元の企業なので両親の知り合いも働いていて安心感もあり、すぐに辞めてしまうような人がいないということでいい会社だと思い決めました。
就職を考える上で、とても役に立ったのが3年の始めに配られる「進路ノート」です。進路ノートは一人ずつ配られ、面接で聞かれそうな事が書いてあったり、後ろの方は自分で書き込んで自由に使えるようにしてあります。僕は面接練習のときに答えられなかった事をそこに書き出して、あとで調べて次のときにはうまく言えるように練習しました。
就職に関して、自分ひとりでは分からないことが沢山あって、先生に聞くと、「それだったら過去問があるよ」と親切に教えて頂いたり、担任の先生には進路の相談にのってもらいました。就職試験を考えていてモチベーションが下がったときは、とにかく練習しました。進路に使う時間を増やしていって、不安を考えないようにしました。
就職試験は、国語・数学・英語の一般常識、時事問題、面接でした。時事問題が難しかったです。分からない問題が多かったです。一般常識の問題は、今までの過去問を中心に勉強してたので、解ける問題が多くよくできました。
僕はもとより元気で明るい性格なので、虹嶺祭のステージでも前に出てしゃべったりしていました。人前で話すことに慣れていたので、それが自信にも繋がって、面接の時も頑張れたのだと思います。また、部活動で毎日かかさずに挨拶や礼儀をきっちりしていたので、面接でもそれが活かされ、日々の積み重ねが大事だと感じました。
住むのは岩美町がいいな、将来の夢
ずっと同じ会社で続けて行けたらいいなと思います。出世したいです。
僕は浦富というところに住んでいいて、ここは自然もあるけど、高校や中学校、役場も駅もあって、人が集まる中心地です。鳥取市内に出てみたいな、と思ったときもあったけど、今は岩美がいいと思っています。鳥取市内は遊ぶ場所であっていいな、と。車を持っていればすぐ行けるし、住むのは岩美町がいいなと思います。
中学校3年生にメッセージ
岩美高校は進路に関して先生方がとても熱心に指導してくださいます。他の高校と比べて、1年生のうちはみんな一緒だから、将来のことや進路のことなど、考える時間があります。2年生で類型に分かれますが、自分にあったものを選べるので、お勧めです。
あと、中学校の時から部活動や、興味のあることは一生懸命やったほうがいいです。やったことは今に繋がります!!