Q1 園芸コースで一番大変なことは何ですか。
A1 園芸コースで学ぶのは主に野菜と果樹についてです。つまり植物相手に学びます。植物は話しませんから、暑い、寒い、水が欲しい、体の調子が悪いなどを言葉で伝えることができません。したがって人間がそのことをしっかりと目で見て、感じ取ってやらなければいけません。そのためには毎日観察してやり、変化に気づくことが大切です。毎日世話をするのは一見簡単そうに思えますが、実は忍耐力のいる大変なことなのです。しかし、植物の成長していく様子を毎日観察してその生命力にふれるのは、とてもおもしろく、感動します。
Q2 畜産コースでは、どんな動物を飼育していますか。
A2 本校、嵐が丘牧場で乳牛・馬・豚・鶏・山羊・ミニ豚を飼育しています。飼育頭数は下表のとおりです。
種類 | 牛(乳牛中心) | 馬 | 豚 | 鶏(数種類) | 山羊 | ミニ豚 |
数 | 34頭 | 3頭 | 80頭 | 50羽 | 10頭 | 20頭 |
Q3 牛などの大型動物を飼育するのは大変ではないですか。
A3 基本的にはおとなしく人のいうことを聞く動物ですので飼育はしやすいです。ただ、暑さに弱く夏から秋の間は体調管理がむずかしいです。
搾乳する牛の体重は、平均すると650kgぐらいですが、大きいものになると750kg以上になります。足を踏まれることが時々ありますが、痛くて涙が出そうです。
Q4 生物科の園芸コースでは、どのような植物を育てているのですか。
A4 野菜と果樹を栽培しています。
野菜では、春から夏は鳥取県特産のスイカ、メロン、トマト、秋から冬にはハクサイ、ダイコン、ゴボウ、ホウレンソウ、キャベツなどを栽培します。
果樹では、これも鳥取県特産の梨です。二十世紀が中心で、豊水、あきづきや最近鳥取県で売り出し中の新甘泉(鳥取県園芸試験場育成・ブランド品種)も栽培しています。
あとは、ブルーベリーと柿を少し栽培しています。