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学校日誌

「先生たちも勉強してるんですよ④ 3年2組国語科の授業編」の巻

2024年7月9日 09時00分

 今日は前田先生が3年2組で行った国語科の授業の様子を紹介したいと思います。授業は普段から行っている漢字テストからスタートしました。テスト後の採点は答案用紙を互いに交換しあっての相互採点です。この相互採点というスタイルも協同学習では大切にされています。小テスト等で互いの力を理解しあっておくことは、協同の場面ではとても大切になってくるからです。

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 そして、ここからがこの時間の学習です。まずは、学習課題と授業の流れの説明からです。この時間の学習課題は「原作からの変更を根拠として、小説化された『形』に生まれた魅力についてまとめよう」でした。「形」という小説の原作と小説「形」を読み比べることにより、原作からの変更で生まれた小説の魅力について考える授業でした。とても難しそうな授業ですが、クラスみんなで協力しあうことで授業は少しずつゴールへと近づいていきます。
 まずは、文章における「魅力」を生み出す工夫には一般的にどんなものがあるのかをペアで出し合いました。

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 次に、原作と小説を読み比べ、小説ではどのような部分が変更されているのかを考えました。最初は個人で考え、その後ペアで意見交換をしました。人と意見交換をする前に必ず個人で考える時間をとるのも、協同学習では大切にしている要素のひとつです。また、個人で考えて答えが見つからなくても、他の人と意見交換をすれば答えが見つかったりするものです。

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 次に班を2つに分け、「原作に書き加えたことによって生まれた魅力」と「原作から削除することによって生まれた魅力」について分担して考えました。学習は、個人思考の時間→2つの専門家が集まっての意見交換→班にかえって意見を共有して、小説で生まれた魅力を表にまとめる、という流れでした。この専門家グループに分けて効率的に学習を進めるというのも協同学習ではよくある手法のひとつです。

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 これでほぼまとめる材料は出そろったので、最後は各自で文章にまとめなおしました。そして、3人以上のクラスメイトとまとめた文章を共有し、互いに評価しあいました。

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 授業最後はいつものように振り返りです。

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2019年度学校日誌