智頭小ニュース

1学期の思い出「5年生 智頭の森林に学ぼう」

2020年8月11日 10時28分

 1学期、5年生は総合的な学習で林業について勉強してきました。児童はインターネットや図書室を利用して調べていますが、見慣れない道具や専門的な用語も多く、疑問が多く出ました。そこで6月下旬、旧山形小学校と、実際に林業に関わられている会社に出かけ、林業のプロフェッショナルにお話を伺いました。

 旧山形小学校では3人の地元の先生にお世話になりました。児童たちは気になることを質問して、水害対策から始まった植林の成り立ちや杉の木と自然の関係など、林業についての新しい視点を得ることができました。その後、実際に杉の木の皮むきを体験しました。杉は皮まで商品になるため、きれいにむかなければなりません。児童たちは四苦八苦、作業の難しさを実感していました。

  
 続いて杉を加工・製品化している会社に伺い、切り出された杉が工場で製品になるまでの工程を見学させていただきました。初めて見るたくさんの機械や、先ほど苦労した皮むきが機械によってあっという間に終わる様子に児童は夢中で見入っていました。最後に智頭の杉で作られた家にお邪魔して、杉の木の香りや温もりを体いっぱいに感じることができました。林業についてだけでなく、林業に携わっている地域の方々の思いにも触れる、大変貴重な体験になりました。