1学期、5年生は総合的な学習で林業について勉強してきました。児童はインターネットや図書室を利用して調べていますが、見慣れない道具や専門的な用語も多く、疑問が多く出ました。そこで6月下旬、旧山形小学校と、実際に林業に関わられている会社に出かけ、林業のプロフェッショナルにお話を伺いました。
旧山形小学校では3人の地元の先生にお世話になりました。児童たちは気になることを質問して、水害対策から始まった植林の成り立ちや杉の木と自然の関係など、林業についての新しい視点を得ることができました。その後、実際に杉の木の皮むきを体験しました。杉は皮まで商品になるため、きれいにむかなければなりません。児童たちは四苦八苦、作業の難しさを実感していました。

続いて杉を加工・製品化している会社に伺い、切り出された杉が工場で製品になるまでの工程を見学させていただきました。初めて見るたくさんの機械や、先ほど苦労した皮むきが機械によってあっという間に終わる様子に児童は夢中で見入っていました。最後に智頭の杉で作られた家にお邪魔して、杉の木の香りや温もりを体いっぱいに感じることができました。林業についてだけでなく、林業に携わっている地域の方々の思いにも触れる、大変貴重な体験になりました。

5月下旬、全学年でプール掃除を行いました。学年ごとに場所を分担して進め、5・6年生が本プールの掃除をしました。この日は天気も良く、最初は水に場所を分担して進めましたが、濡れることを躊躇していた子供たちも掃除が進むにつれて気にせず動き回ったり、自分から水をかけてもらいに行ったりと楽しんでいました。
待ちに待った水泳学習を前に、どの学年もはりきって掃除をしていましたが、特に印象的だったのが6年生でした。6年生は今年がこの学校で最後の水泳学習になります。懸命に掃除する姿から真剣な思いがうかがえました。
掃除前は泥がこびりついて汚れていたプールですが、全学年の頑張りがあってとてもきれいにすることができました。水泳学習は終わってしまいましたが、掃除も含めて、とても大切な思い出となりました。
3年生は新しい勉強がたくさん増えます。その一つが毛筆を使った書写の授業です。
授業では始めに持ち方から練習しましたが、硬筆とは異なる持ち方と新しい道具の使い方に児童たちは悪戦苦闘。それでも一生懸命に練習を続け、1学期の間に上達していく姿が見られました。夏休みは習字のコンクールにも参加できます。これからも練習を続けてすてきな字をたくさん書いてくれることを楽しみにしています。

夏休みの間、智頭小ニュースでは1学期にあった出来事や行事を少しずつ紹介していきます。児童たちは始業式から終業式まで学校で様々なことに挑戦してきました。その様子をご覧いただきたいと思っています。
例年より少し短くなってしまった1学期でしたが本日で最終日です。学校では終業式を行いました。
校長先生からは「きまり」についてのお話があり、きまりがある意味やきまりを守ることの大切さの大切さをあらためて確認しました。西村先生からは夏休みを前に注意することについての説明があり、2学期に全員元気で集まることを約束しました。
また、1学期限りで転校する4人の児童とのお別れの挨拶をしました。寂しくなりますが、転校先でも元気に生活してくれることを願っています。
最後に表彰があり、「ノート賞」やコンクールで入賞を果たした児童に加え、今年度から始まった「あいさつ名人」の発表を行いました。
明日から待ちに待った夏休みです。コロナウィルスで厳しい状況が続いていますが、たくさんの思い出を作ってほしいと思います。また学校でお話できる日を楽しみにしています。


