智頭小ニュース

1学期の思い出「4年生 福祉・車いす体験」

2020年8月12日 16時42分

 本格的な夏に突入し始めた6月下旬、4年生が福祉・車いす体験を行いました。2日間かけての学習で、「人にやさしい町づくり」をテーマに、車いすの人の立場になって考えることを目指しました。体験授業では智頭町社会福祉協議会の方々にお越しいただき、車いすの扱い方や注意すべきことなどを指導していただきました。
 一日目は車いすの基本的な操作を学び、自分で車いすを動かしてみました。平らな床でコーンを回る、テーブルに置いた物を取るなどは順調に進みました。しかし、次の柔らかいマットの上では悪戦苦闘。車輪が空回りしたり、わずかな隙間に車輪が入って動けなくなってしまったりと、歩くときには小さな障害でも車いすでは大変なものになることを実感しました。
 
 2日目は立場を変え、車いすやベッドでの介助の仕方を学びました。「大切なのは乗っている人の気持ちを考えること」と教えてもらい、言葉をかけながらゆっくり押したり、優しくベッドを持ち上げたりしました。
 学習後、児童からは「外で車いすを操作するのはとても大変なことだと感じた」「困っている人を見つけたら声かけをして手伝いたいと思った」などの感想を聞くことができました。今回学習したことによって、周りの人々に対して思いやりを持って積極的に行動してくれることを期待しています。