行事予定

お知らせ新着

2015年8月19日 17時05分

中学生体験入学2日目

昨日に引き続き、中学生体験入学2日目を開催しました。
今回は両日とも午後に行われた、各科の体験学習の様子を紹介します。
全ての学科を少しずつ見る午前中の見学と異なり、
お目当ての学科を一つだけ選び、その実習を実際に体験します。

理数工学科では、DNAの遺伝暗号が生命を作るタンパク質に「翻訳」される、
生命がつくられる基本的なしくみを工作を通して確かめました。
DNAからRNA、そしてアミノ酸という物質の配列に変換される様子を、
情報変換のルールを考えながら、紙を切り貼りしてたどる作業です。
ちょっと難しかったけど、ただの文字の配列が、最後に意味のあるものに
変わるという、私たちの体をつくるしくみの不思議に触れることができたのでは?


機械科といえば金属加工。
金属を思い通りに削り(旋盤)、穴をあけ(ボール盤)、ネジを切る(タップ)といった、
いくつもの作業を組合せ、文鎮を作る作業を体験しました。
自分の操作で、きらきら光る金属の塊がきれいに形を整えていく経験は、
初めてだったのではないでしょうか?


制御情報科では本格的なプログラムに挑戦しました。
コンピュータから小さなマイコンボードに情報を送り込んで、
LEDを思い通りの明るさやタイミングで光らせる制御のしくみを体験しました。
LEDの明るさが、人間の感知できない短時間の点灯と消灯の組合せで
コントロールされていることに驚きを覚えた人も多かったようです。


電気科では電気工事の基礎、家庭用電灯線の配線を組む実習を行いました。
一般の家庭にもよくある、階段の上と下のスイッチで順に
点灯・消灯ができるという配線、どうなっているのでしょうか?
そのしくみを確かめながら作り、最後に動作を確認してもらって無事合格!
こういう配線の確実なくみ上げが、電気を使った便利な生活を支えているんです。


建設工学科では木工実習。木製の折りたたみ椅子を作ります。
普段あまりやらない釘打ち、まっすぐ打つのは結構難しい。
また、構造を確かめながら作らないと、
板を反対の向きに打ち付けてしまってやり直すこともあったり。
まあ少しのゆがみは手作り故のご愛嬌。
最後に鳥工の焼き印を入れて完成!


実習で自分がつくったものはお土産として持ち帰り。
今頃、机の上の文鎮を眺めたり、
折りたたみ椅子の上に花瓶を飾ってみたりして、
ものづくりの一端に触れた一日の事を思い出してくれているでしょうか?

お知らせ

鳥取南中学校 出前授業(高校紹介)

2015年6月23日 16時24分

6月23日(火)午後、鳥取南中で開催された、
高等学校の内容を紹介する出前授業に参加してきました。
鳥取工業高校からは5科全科が参加し、
それぞれの科の特徴を中学生に伝える授業を行いました。

P科(理数工学科)は数学科教員が、数の不思議を伝える授業を行いました。
数の並びの中から、法則性を見つけ出すのは未知の体験だったのでは?



M科(機械科)はCD独楽作り。


S科はレゴロボットで制御プログラミングの基礎を紹介しました。
超音波、音、色、接触など様々なセンサーを装備したロボットを使い、
周りからの刺激で動きを制御できることを体験してもらいました。



E科(電気科)は銅の電線であっても細いものはわずか10V位で
発熱し溶断(発熱で溶け切れてしまうこと)を起こすことを体験し、
電気の安全な使用の大切さについて学んでもらいました。
硬い話ばかりでなく、後半は電気による発熱を使って「電気パン」を焼く
実験を行い、最後はそのパンをおいしいおやつにして締めくくりました。



そしてB科(建設工学科)は地震波や振動に強い家屋の構造などを
模型を使い体験してもらいました。
海抜7mのところにいても、高さ6mの津波には簡単に
飲み込まれてしまう!というお話、心に留めておいて下さいね。


工業高校の特徴は、頭とともに「手」を使って学びをすすめるところ。
ものづくりの工夫やものの成り立ちを考える事が好きな人、
自分が作ったモノが人々の生活を支えるような仕事がしたい人、
デジタルものが好きな人、
待ってます!