「先生たち、2学期も勉強してるんですよ③ 1年3組理科の授業」の巻
2023年10月21日 09時00分本日は、中本先生が1年3組で行った研究授業の様子を紹介したいと思います。この時間の学習課題は「割り当てられた粉の性質を正確に調べ、他の班と結果を共有することで物質Xが何であるか考えをまとめることができるようになろう」でした。まずは先生から学習課題と学習の流れの説明を聞き、iPadでこの時間の実験とまとめの仕方を把握しました。簡単に説明すると、名前のわからない白い粉(物質X)が砂糖、片栗粉、食塩のどれかをあてる授業です。
最初に、3つの白い粉(砂糖、片栗粉、食塩)の性質(色、におい、手触り、水への溶け方、燃えるかどうかと石灰水の変化)を調べるときの方法、注意事項の説明がありました。
そして、いよいよ実験の開始です。ひとつの班が調べるのは3つの粉のうちのいずれか1つの性質について調べます。調べた結果はiPadにまとめておきます。
そして、自分の班が調べることができなかった残りの2つの粉の性質は、他班に出かけて情報をもらってきます。これで、3つの白い粉(砂糖、片栗粉、食塩)の性質がすべてわかったことになります。ひとつの粉の性質しか調べることができなかったのに、クラスで協力すると3つ分の性質がわかることになるのです(もちろん、時間があれば3つすべて調べるほうがいいのですが)。さらに、自分たちの班の実験結果が他の班のまとめにも影響を与えることから、自分の班の実験に対する責任感も生まれてきます。協同学習というのは特別な学習ではなく、こういった授業の中での仕掛けを教師が授業で行っていく学習です。
さて、いよいよ最後は名前のわからない物質Xの性質を実験で調べ、物質Xが3つの白い粉(砂糖、片栗粉、食塩)のどれであるのかを決定します。
この時間の授業では、いくつの班が正解でき、学習課題を達成できたのでしょう。