先日、授業時間に、廊下の奥の技術室から英語の教員が出てきました。どうやら自分の担任している学級の技術の授業を参観していたようです。
今、1年生の技術では木材加工に取り組んでいます。同じ材料から、本立てやラック、フラワーボックスなど各自が選んだ設計図に沿って作ります。事前にノコギリの扱い方について学習し知識を得ていても、実際にやってみると結構コツのいる作業です。確かに引くときに切れるのですがその力加減が難しかったり、まっすぐ引けずに曲がってしまったり、最後に切り落とすところで材料が小さく欠けてしまったり。授業では近くの生徒どうしでノコギリの歯の入り方を見て本人にアドバイスしたり、材料を支えてあげたりして協力する姿もありました。仕上がりは3学期になりそうです。
木工の基礎を経験しておけば、将来、ネットの動画を参考にしたりして自分でものづくりができます。私も最近ではエアコンの室外機の屋根を自作しました。
基本を大切に、けが防止をしながら楽しんで学習してほしいと思います。


2学期終盤になって地域の新型コロナ感染拡大が進み、生徒のみならず教員の中に陽性者や家族の感染による自宅待機者もでています。そのため時間割変更が間に合わず自習になる授業もあります。昨日、1年生のあるクラスの自習では、すでに配布されていた冬休みの宿題に取り組んでいました。

まったく私語などなく、参考にする教科書やノートをめくる音とペンの音だけが響いていました。心のスイッチが入るとここまで頑張れる。すごい集中力だと感心しました。
そこでつい、「すごいねみんな、この様子だと早く宿題終わるから、冬休みは家の手伝いがたくさんできるね。」と声を掛けました。とたんにあちこちから「えー」という声。まるで「私たちはそんなことのために今頑張っているのではありません。」とでも言うように。ひょっとして、宿題は早く終わらせて自分の計画に沿ってもっともっと自学自習を深めたいとか…。
このざわめきも一瞬のこと、みんなまたすぐに真剣に自習に取り掛かりました。
本日、2年生のあるクラスの自習でも冬休みの宿題を先取りしていたので昨日と同じ話を投げかけたところ、クスッと小さく笑うという大人の対応でした。
さて、こうして生み出された冬休みの自由時間を、生徒たちはどんなことに使うのでしょう。
生徒会の8つの専門委員会は前期・後期の2期制で、学級役員選出を受けて10月から後期専門委員会が活動しています。昨日は2学期最後の定例専門委員会でした。そして現生徒会執行部による最後の委員会でもありました。1年間お疲れさまでした。この1年間委員長を務めてきた生徒たちはどんな思いで昨日の専門委員会を終えたのでしょう。1月からの各委員会の活動が円滑に進むよう、次の委員長にしっかり引き継ぎをしてください。
その新しい委員長について、今日メンバーが発表になりました。立候補者が多数あり、3日間に分けて、すでに決定した新生徒会長・副会長が中心となって面接選考を行ってきました。これで会長・副会長、庶務、専門委員長からなる15人の生徒会執行部組織ができました。いよいよ3学期からは新執行部による活動がスタートします。
全国的に今シーズン一番の雪になっています。こちらでは昨日から気温も低く、周辺の道路が凍結していました。登校時間中には風も強く雪も降って、生徒玄関前が吹雪状態でした。そんな中、多くの生徒が勢いよく駆け込んでくるので、玄関先のタイルの上で滑って転ばないか心配で「気を付けて~」と何度か声を掛けました。
それでも自転車や徒歩で登校する生徒がかなりありましたが、自家用車で送ってもらう生徒もいました。中には防寒着を着ていない生徒があり気になりました。先日の訓練のように突然のアクシデントで避難することになったらどうなるでしょう。迎えの車を待つ間も寒いと思います。いくら元気な中学生でも今日みたいな日は防寒着は持っていた方がいいではないでしょうか。先のことを予想して備えてほしいと思います。
また天候の悪い中でしたが、県立倉吉農業高等学校の生徒さんと先生がおいでになり、高校でつくられた門松を玄関に設置していただきました。毎年お世話になっているのですが、今年もこれでぐっと正月が近づいた感じがします。
本校の南側校舎の屋上には太陽光発電システムが設置されています。災害時には避難所となり、その際この太陽電池からの電力を供給するための専用のコンセントが校内主要個所に配線されています。平常時にも発電した電力を校内の配線に流し、電力会社からの電力供給を節約することに役立っています。
校内1階のホールには発電状況がわかるモニターが設置されています。夏場は発電量も多かったのですが、さすがに山陰の冬はなかなか発電量が上がりません。先週末に晴天があって以降天候が悪く、今朝も登校時には晴れていましたが曇りがちな一日となりました。天候に左右されるのが再エネの弱点です。やはりエネルギー問題の解決には基本的にできるだけ節電することが大切なようです。
新型コロナ対策で換気しながらの暖房エアコン。室温確保と節電の両立に悩むことろです。



国のGIGAスクール構想に沿って本校でも校内無線LANが整備され、昨年度から生徒一人一人にタブレット端末(湯梨浜町ではiPad)が貸与されています。
授業では、昨年度、とにかく使ってみようということで、できる限り使用するようにしました。その中で、デジタルの有効性が感じらる場面と紙を使用した方がいいと思われる場面が出てきました。今年度は紙メディアとのベストミックスを模索しています。
授業以外でも、アンケートや朝の健康観察で利用しています。昨日から平地でも雪が降り本格的な寒さになってきましたので健康管理は重要です。1年生の健康観察では生徒自身がアプリを開いて出欠、体調、体温など必要な項目を入力していきます。保存したデータは関係職員で瞬時に情報共有ができ、過去の体温やその変化等も検索しやすくなりました。
中にはタブレット端末使用のルールが守れず注意を受けた生徒が何人かあり心配なこともありますが、こうしてできるだけ使用しながら機器に慣れ、望ましい使い方を身につけてほしいと思います。

先週と今週、3年生の家庭科の授業でお弁当づくりの調理実習をしました。班ごとに、学習した栄養バランスをもとに内容を考え、計画を立て、午前中の授業で調理し、持参した弁当箱に盛り付け、片づけまで行いました。できたお弁当は給食時間に食べました。
本校の調理室にはガステーブルのほかIH調理器もあります。また、計画段階ではiPadを活用し、レシピを参考にしたり玉ねぎのみじん切りの方法などを動画で確認したりしました。「ひと煮立ち」なんて書かれていても理解しにくいのですが動画で確認するとイメージできるようです。
授業ではなんとも楽しそうな雰囲気で協力して作業していました。味の感想は取材していませんが、自分たちで作ったお弁当ですから、きっとおいしく食べたことでしょう。



2学期の期末懇談1日目でした。今日と明日の2日間で実施します。2学期は最も長い学期で、運動会や文化祭など大きな行事もありました。生徒一人一人の成長の幅も大きかったのではないでしょうか。自分が思っている以上に周りに貢献できていることもあります。その逆もあるかもしれません。懇談では自分の成長の確認とこれから努力する目標の確認ができたらいいと思います。3年生は進路に関する話が中心ですので、まず目標が定まるといいと思います。担任も一人一人に応じて準備をして懇談に臨んでいます。短時間ですが家庭での様子と学校での様子について情報共有して今後に生かせる有意義な懇談にしたいと思います。
避難訓練(地震想定)を実施しました。今回は訓練実施時刻を予告せず、3時間目の終わりに突然の校内放送で地震発生を知るという設定で行いました。地震発生後は校内放送が使えなくなることもあるため、教員が肉声やメガホンで指示を出すことになります。
生徒は落ち着いて行動し、速やかにグラウンドに集合することができました。実際の地震でも訓練と同じように冷静な行動をしてほしいと思います。
今年度はさらに水害を想定した避難訓練も計画しています。

