自己評価・中間評価まとめ 評価項目の取り組み状況

令和6年 自己評価・中間評価のまとめ → 令和6年度 学校評価自己評価・中間評価(学校運営協議会での承認済).pdf

令和6年 湯梨浜中学校自己評価表   → 令和6年度 学校評価自己評価表.pdf

令和5年 自己評価・中間評価のまとめ → 教職員による評価R5(学校運営協議会での承認済).pdf

令和4年 自己評価・中間評価のまとめ → 教職員による評価07R4.pdf

令和3年 自己評価・中間評価のまとめ → 教職員による評価まとめ.pdf



令和2年度 自己評価・中間評価のまとめ(HP用)               R2,9,2
                                  湯梨浜町立湯梨浜中学校
 
評価項目の取り組み状況 
  ※結果は、4段階評価の平均を表す
 A(十分達成されている)…4   B(達成されている) …3
 C(成果が十分でない) …2   D(取り組みが不十分 …1

 
 (1)学習に自ら主体的に取り組む生徒の育成に努める
 
      【2.81】  A… 6% B…72% C…19% D… 3%

  昨年【2.50】 
    ○肯定的な意見
     ①協同学習を柱にして、各教科で日々授業改善に取り組んでおり、生徒の「友だちと一緒 
            に活動したい・教えてもらって分かるようになりたい」という意欲がよく伝わってくる。
      昨年度からの取り組みの成果が非常によく現れていて、教師自身ももっと学びたいと気
      持ちになっている。
     ②授業中のようすを見ると、全体的に落ち着いていると感じる。学校全体の取り組みがず
      いぶん良くなり、職員の授業改善に対する意欲も高く、生徒にもそれらが伝わっている。
     ③授業評価Aをめざしてがんばる姿が見られた。「協同の理念」に基づいてペアやグルー
      プを効果的に取り入れている授業が多いように思う。課題提出も生徒間で意識されている。
     ④生徒のアンケートや会話の中でも協同学習に対して肯定的な意見が多く、学習活動に参
      加できている生徒が多い。互いに意見を聞き合って、自分の考えを深めようとする姿が
      ある。
     ⑤生徒の主体性を伸ばす授業が多く、さまざまな場面で話し合いや協同的な作業が組み込
      まれている。生徒同士の関わり合いはとてもよくできている。
     ⑥校内の研修や授業研究会が充実していて、忙しい中でも計画的に校内研修会を実施し、
      新しく赴任した職員も、協同学習の方法等を学ぶことができてすぐに実践することがで
      きている。
     ⑦それぞれの職員が生徒が主体的に取り組むための工夫を授業で行い、生徒も活動的に取
      り組んでいる割合が多いと感じる。生徒の教科係が自ら教師を呼びに行く、課題を伝え
      るなど、生徒が動くことから始まるので自主的に学ぶ準備ができている。

        ◆課題を含んだ意見
     ①協同学習を意識し、授業をつくり上げていこうとする雰囲気はあるが、実際どのように
      取り組ませるかがはっきりとせず、迷いながら指導に当たっている状況がある。
     ②授業では生徒自ら学びを探求する姿が多くみられるが、家庭学習という点においては、
      十分な指導が行えていないと感じる。予習復習が定着していない。課題忘れや答えの丸
      写しがある。
     ③課題提出に対する意欲も高くなっていると感じる一方で、授業中の姿勢や授業規律など
      主体的な学びをサポートする姿に差があると感じる。受け身的な態度で行っているよう
      に思う。
     ④定期テストで英語数学が20点以下の生徒に対する支援が十分ではない。二極化し固定   
      化している。各種診断テスト、NRT、定期テスト等の分析・活用についての取り組み
      の工夫が必要。
     ⑤授業に向かう際に、準備物がそろわなかったり、2分前着席を守ろうという意識が十分
      でなかったりする。家での取り組みが学力に結びつくことがわかっていないように思わ
      れる。
     ⑥授業の中で互いにうまく関わり合いができる生徒も多いが、私語や学習中の姿勢、授業
      中に伏せてしまう生徒や自習などの際に集中して取り組めない生徒がいる現状がある。
     ⑦まだまだ教員の指示待ちだったり、やらされている感のある生徒もある。学ぶ意義や価
      値を感じられるようにしたい。

(2)温かな人間関係づくりを大切にし、生徒自ら魅力的な学校づくりに取り組めるように努める
 
    【2.81】 A…13% B…56% C…31% D…  0%     
  昨年【2.53】

    ○肯定的な意見
     ①全校的視野に立った生徒会執行部のリーダーシップ、学年集会による学級委員のリーダ
      ーシップが発揮され、親和的なムードが漂う。生徒会活動、部活動、各種行事(コロナ
      のために少なくなってしまったが)等、さまざまな場面で生徒の目に見える活動が行わ
      れていた。
     ②生徒の笑顔の多さや教室での温かな人間関係がよく伝わってくる。全体的に良好な関係
      が構築できている。部活動での元気な姿や文武両道に心がけた生活を送っている生徒が
      多いと感じる。
     ③生徒会活動にも生徒の意欲を感じ、生徒が学校の一員として望ましい学校づくりをする
      という意識を、生徒会活動をとおして持たせることができていると思う。
     ④それぞれの学年、学級が仲間づくりに取り組み、それぞれのカラーを出しながら、熱心
      に学級経営に取り組み、全体的に見るとどの学年も落ち着いて生活できている。
     ⑤朝学活で「がんばりたいこと」、終学活で「自分のがんばり・仲間のがんばり・ありが  
      とう」を伝え合う短学活を行っている。互いに高め合い認め合う場となっている。言葉
      として相手を思う気持ちが伝わってくる姿も増えた。個人差はあるが他者を大切にする
      態度は身についてきている。
     ⑥挨拶や学級での声かけや関わりの中で成長が見られる。学年でのまとまりもある。挨拶
      など、コミュニケーションが上手にできていて、互いに支え合い、助け合う姿が見られ
      る。
     ⑦生徒会や学級委員などが中心となり、学級、学年、学校を良くしようと、アイディアを
      出し合ったり、声かけをしたりしている。自分たちで目標を設定して、それに向かって
      全員で努力するという経験をどんどん積ませていきたい。
     ⑧コロナで先が見えない中、生徒会による執行部企画や学年集会での学級委員による進行
      など、生徒が主役となる場面が多くあった。誰かのために動くことができる生徒が多い
      ように感じる。

    ◆課題を含んだ意見
     ①各クラスでさまざまな取り組みは行われていように思うが、自分の意見を伝えることに
      躊躇したり、人を傷つける言動がある。・あいさつや返事など人任せにする生徒が多い。
     ②一番気になるのが相手の気持ちを考えないような発言が聞かれることで、温かな人間関
      係づくりをするために必要なのが日々の言動だと考える。人をからかったり、嫌がるこ
      とを平気でしたりという雰囲気もまだ感じられる。集団に入れない生徒が目立つ。
     ③細かなルールや一人一人の行動にまだ浅はかな部分や徹底していないところがあり、生
      徒会の取り組みが終わると、積極性がなくなってきた。
     ④一部の生徒の言動により傷付く生徒がいる。生徒はもちろん教職員も、相手を思いやる
      コミュニケーションスキルを身につけることが大切。ダメなことをダメと言えない空気
      がまだある。
     ⑤温かい人間関係づくりは、数値化した活動ばかりではなく言葉の中にある。新しい多様
      性を認める時代に入っていると考えられる。言葉や行動で人間関係づくりができる雰囲
      気がほしい。
     ⑥男女問わず仲良く関わる一方でトラブルも出てきている。その中で、よりよい人間関係
      づくりを学ばせたい。学級や学年内では仲間づくりを進めている場面が多く見られる
      が、地域とのつながり(郷土学習など)については、羽合、東郷、泊で充実度が異なるよ
      うに感じる。

(3)保護者や専門機関等とのつながりを深め、長期欠席が生まれないように努める
 
    【2.81】 A… 9% B…66% C…22% D… 3% 
  昨年【2.43】

    ○肯定的な意見
     ①3年における欠席者の激減は、支援会議の積み上げによると思われる。チームとして連
      携しながら生徒と保護者にかかわってきた。「別室」を用意することで、心の居場所が
      あった。コーディネーターが医療や福祉SC,SSW等専門機関担当者とつなげていただけ
      るので心強い。
     ②支援会議が学期始めや状況に応じて行われている。前年度、不登校だった生徒が改善さ
      れた面がある。各学年、担当を中心に外部と連携を取りながら動けている。支援会議の
      積み上げやSCやSSWとの連携、相談室対応、保護者との信頼関係づくりなど日々の丁寧
      対応が取られている。
     ③学校内や教員だけで解決が難しい事案については、専門機関や子育て支援課、または児
      童相談所に相談したり、早めの家庭訪問やケース会議、支援会議を行うことができてい
      る。
     ④各生徒の状況を細かく把握し、何が最善の方法なのか、常に考えながら取り組まれてい
      る。定期的に不登校対策委員会を行い、生徒の情報を教職員全体で共通理解し、生徒一
      人一人に真摯に向き合う姿が伝わってくる。
     ⑤長期欠席者が出席できるようになっており、SCやSSWと連携したり、他学年の生徒
      に関しても職員で情報共有したり、丁寧な対応が心がけられていると感じる。早期発
      見、早期対応のしくみができて、再登校できる生徒も出てきている。
     ⑥前年度まで登校できなかった生徒が、自分のペースに合わせて登校できるようになっ
      た。専門機関等に入ってもらい、落ち着いて学校生活を送れている現状があって保護者
      と密に連絡を取りながら生徒対応をしている。
     ⑦学校生活に不安を持っている生徒に対して、担任だけではなく複数人で対応できる体制
      がある。
     ⑧相談員や支援センターの先生等も積極的に関わってくださり、つながりができてきてい
      る。月例報告など定期的に不登校生徒の情報交流をしたり、ケース会議なども積極的に
      取り入れている。
     ⑨昨年度欠席が多かった生徒も新たな気持ちでスタートできるような環境整備ができて、
      職員朝礼や職員会などでも学校として配慮の必要な生徒について全体での共有が行えた
      ため、全職員が共通の意識をもって動くことができた。
     ⑩不登校対応担当者の先生の細かいデータ管理や分析、外部支援者との情報交換を行って
      いただき、生徒個々の情報や方向性を共有させていただくことで、対応についての心づ
      もりができる。
     ⑪さまざまな生徒の生活環境や支援体制について、じっくりと考えながら念入りに支援会
      議を重ねてきていて、その結果が今の生徒一人一人に関わる支援につながっている。

   ◆課題を含んだ意見
     ①入学や進級のタイミングで、学級になじめずに登校しづらい生徒が何名かいた。そこか
      ら長期の欠席へとつながってしまったこともあった。
     ②長期欠席が生まれないように、学年団や不登校担当で連携を図りながら対応している
      が、現状として不登校の生徒が多く、保護者・専門機関等との連携がうまくいかないこ
      ともある。
     ③対応や連携について「早期」という面では、学校としてさらに動きを早めていく必要を
      感じる。教職員間の知識や意識の個人差と学校としての方向性をどう調整していくか検
      討が必要。
     ④情報共有をして連携を深めようと努力しているが、必要なときに必要な人に情報が届か
      ないこともある。まだ欠席者が多く、今後も増加する心配がある。
     ⑤支援会議の日程などが伝えられていなかったり、支援会議に保護者が来ないなどという
      実態もある。早めに保護者連絡や専門機関等に連絡をしていたらもっとよかったと思う
      場面があった。
     ⑥教育相談など、生徒の不安や悩みを聞き取る時間の確保が難しい。長期欠席をしている
      わけではないが、相談室にいる生徒が少しずつ増えてきているのでそれぞれに対策をと
      る必要があるように感じている。

(4)保護者・地域との信頼関係の強化に努める
 
    【2.66】 A… 6% B…59% C…29% D…  6% 
  昨年【2.73】

   ○肯定的な意見
     ①各種たよりの発行や連絡等定期的に行われている。今年度は、コロナの影響によりさま
      ざまな活動が自粛されたりしている現状があり、多少なりとも保護者との距離感におい
      て影響があるが、たよりやホームページによって情報提供に尽力されている現状は大変
      素晴らしいと感じる。
     ②一緒に学校の取り組みをしていこうとされる保護者も多く、開校2年目ではあるが保護
      者との信頼関係の構築についてはほぼ達成できていると感じる。ホームページや学校だ
      よりを活用し、こまめな情報発信に取り組む姿が見受けられる。
     ③新型コロナウイルス感染症の影響で、PTAの会合も縮小されたが、可能な方法で行わ
      れている。文章の配布や、少人数でも会議を通じて各分掌の会を行ってきた。地域から
      マナーの指導に関しても、職員が迅速に対応を考え、行動に移ってることも地域の信頼
      関係を築いている。
     ④ミスの指摘等のクレームもあるが、同時に、先生方の「より多くの情報を伝えよう」と
      いう熱意や気概もあり、学校だより、ホームページの更新等積極的に実施している。
     ⑤保護者や地域の方も協力的なようすが見られ、他校のようすを聞いても湯梨浜中ではホ
      ームページや学校通信等で情報は随時発信されており、学校のようすを伝えようと努力
      をしている。
     ⑥意見や要望をいただいたときには、思いを的確にくみ取るように努めた。6月の参観日
      はとても良かったと感じる。家庭連絡を通じて、保護者の考えを聞き、それを指導に取
      り入れていた。
     ⑦一学期においては、参観日や学級懇談などが積極的には行うことができなかったが、限
      られた時間の中で、保護者と生徒の情報を交換することができた。
     ⑧保護者アンケートなどをとおして、保護者の意見を聞く機会を設けた。今年度に限って
      は、PTA専門部の活動が困難であり、状況をみながらできることを模索するしかない
      が、交通安全指導などの取り組みは継続されている。

    ◆課題を含んだ意見
     ①コロナの関係もあり、学期末懇談で初めて顔を合わせて会話する家庭もあり、保護者と
      のつながりが少し薄くなっているような気がした。学級によって、学級通信の発行に偏
      りがある。
     ②コロナ禍の中で、保護者と意見交換する場がなかなかない。なかなか参観日や学校公開
      がなく地域や保護者の方は残念だったと感じた。保護者・地域ともに学校の現状を理解
      してもらえていない部分もあるように感じる。
     ③今年の状況であるからこそ、例年以上に保護者とつながっていく意識をもって丁寧に判
      断、説明していくことができればと思う。保護者からの要望に応えられていないところ
      があり、自転車の乗り方やマナーなどで学校に連絡があった。
     ④コロナの関係で各種行事が中止となり、書面での報告、協議をおこなっているため学校
      の思いなどが伝わりにくい。2学期は運動会・文化祭・伝統芸能等地域の方々との交流
      場面もあるので、信頼関係を深めることができる。

【今後の課題と具体的な取り組み】

  1 主体的に取り組む生徒の育成

    ①予習したことを授業に活かす学習展開・復習状況の日々の確認・各教科における諸検査の
     分析に基づく指導・課題の取り組み方や、自主的に学習する方法を紹介する。
    ②協同学習を続けながら、弱さを抱える生徒には個別での対応を充実させていく。英語だけ
     でなく数学もTTにする。それよりも少人数にして、徹底的に鍛える。個別の課題を出して
     積み上げる。
    ③今後も授業研究会等を通じて、教師個々の授業力の向上と生徒の学習意欲向上を図ってい
     く。
    ④日々の授業を職員同士が遠慮なく見たり見てもらったりする。協同学習の職員研修と自己
     研修(長期休業中)・各種テスト他に関わる分析については、いつ、どういうメンバー
     で、分析したことをどう共有するかなどを取りまとめて、2学期に取り組みがスタートで
     きるようにする。
    ⑤協同学習の定着を図ること、関わりあい、学びあいの意義を伝えながら生徒とともに職員
     全体の意識を高めること。各学級、各学年での取り組みの共有の場の設定が必要。
    ⑥教員が授業時間を超過せず、生徒がきちんと授業にむかえる環境をつくる。背面WBを丁
     寧に記入し、生活記録ノートに正しくうつす。家庭学習を習慣化させるために、毎日時間
     を生活記録ノートに記入する。テスト期間の課題を1度ではなく何度も取り組ませる。
    ⑦授業に向かえない生徒に対してまわりの生徒が関わっていく雰囲気をつくる。授業評価に
     もそういう部分を取り入れる。興味や関心をひく題材提示や発問などの工夫を重ねていく。
    ⑧1時間のみの取り組みを共有するだけではなく、単元をとおして「見通し」や「振り返
     り」はどのように取り組んでいるのか、具体的な方策を共有して良いものを取り入れたい。
    ⑨課題点検を迅速にし、生徒への声かけを行う。家庭で学習してきたことが授業の学習を深
     めるような予習課題を仕組む。取組や達成状況について、望ましい姿に照らして適切に自
     己評価させる。足りないことを自覚させる。探求したくなる課題の設定を工夫する。
    ⑩協同学習を推進し、自身の教科に活かしていくとともに、教科を超えて話しをしてさまざ
     まな方法を実践していく。定期テスト前のように、家庭学習の時間を意識させながら日々
     取り組ませる。
    ⑪(最低:学年+1時間)。学習道具を持ち帰り、自宅で学習する習慣をつけていく。視覚
     支援で、学習の流れだけでなく、説明なども簡単に書いておく。生徒が考えて動く場面を
     増やす。
    ⑫コロナが落ち着いたら、他の学校の実践例なども学び、授業に取り入れていきたい。各教
     科での授業の様子の共有できる機会を学期末以外で増やしていく。
    ⑬生徒全員が参加することのできる授業づくりを進める。教員がねばり強く声かけ、指導を
     していく。(全員が)授業に向かえる仕掛けを工夫していく。
    ⑭わからないことをすぐに調べられることができるように、iPad を一人一台持たせる。そこ
     で望ましい使い方を学ばせる。電子機器の正しい使い方を学ばせる授業に取り組む。
    ⑮家庭学習の定期的なチェックを行う。生徒が自ら主体的に行うことができる家庭学習の方
     法を示す。予習したことを授業にいかす学習展開・授業中にある生徒のつぶやきを大切に
     深い学びへ。
    ⑯各教科における諸検査の分析に基づく指導。「学んでよかった」と感じる成功体験を多く
     積ませることで、生徒がだんだんと主体的に動き始めるように思う。成功体験を積ませる
     工夫や、肯定的な声かけを意識的に増やしていきたい。

   2 温かな人間関係づくりを大切にし、生徒自ら魅力的な学校づくり

    ①コロナ禍の中で、行事やその内容の精選化・短学活の創意工夫(マンネリ化した班目標…
     前日の課題が活かされているか、班員の協力で達成できるものか検証)。各クラスでして
     いる取り組みの継続。生徒会や学級委員を中心に、企画等で生徒の学校生活への意識を高    
     める。また、日頃から、学級での生活等について振り返りを充実させ、よくしていこうと
     いう意欲を高められる学級の雰囲気。個々の対応、まずは学級内で認める・認められる、
     互いを大切にする気持ちを養う。
    ②2学期はさらに生徒を前面に出した活動を仕組んでいく。生徒が自分たちの課題を見つ
     け、その解決に向けて取り組んでいけるような取り組みを行っていく。基本的には現状 
     の取り組みを継続させていくこと。その中でQUを活用したり、短学活を工夫させたりゆ
     とりを持つ。
    ③学活、総合的な学習など、それぞれの学年で計画されていることが進んできているか見直
     して2学期に取り組む。前の学年からの積み残しがあれば確認し学年としてどう進めてい
     くか検討する。
    ④「その場で伝える」、「間違っていることを許さない教員の姿勢や意識」が大切だと考え
     る。取り組みの方法や関わり方に差がないよう、学年集会の中で伝えることや毎日の終学
     活での「ありがとうプロジェクト」の推進、学級通信などで保護者の方とも連携をとって
     行きたいと考える。
    ⑤トラブルが起こった際に、人が嫌がることをきちんと認識させるようにし、嫌なこともき
     ちんと伝え合える関係性をつくる。授業中でもプラスの言葉がけをしたり、話を聞く時に
     相手の方に体を向けて話を聞いたり、温かい雰囲気をつくっていくように指導を行ってい
     く。
    ⑥学年の各クラスが共通して取り組む内容を、もう少し統一してもよいと思う。同学年でも
     やり方の違う部分も見られる。学級集団や学年集団で協力して活動する場面を活かして仲
     間づくりを進める。・生徒会や学年・学級での取り組みは継続して、生徒主体の活動の場
     を確保していく。
    ⑦QUの分析や望ましい集団の具体的な姿を職員が共有する。マンネリ化しないよう、小さ
     くても活動に変化を持たせて進化させていく。中期的な学級目標の達成状況の確認を全学
     級で取り組む。
    ⑧短期的な班活動の振り返りや定期的な学年集会などで達成状況を確認し成長の見通しを持
     たせる。自分の大切さとともに他の人の大切さがわかる学習に取り組む
    ⑨ルールの徹底と、集団の意識を高めることが重要である。浅はかな行動を笑ったり、とも
     に盛り上がってしまう幼さを変えるべく、周囲の雰囲気を変える。朝週学活や授業間、休
     憩、美化などメリハリをつけて生活をする。そのために職員がきちんと教室に出る。
    ⑩生徒個々の対応を教員で共有し、皆が同じ声かけ、目線で対応できるようにする。生徒会
     企画だけでなく、学年や学級単位でも生徒が主体となって企画・実行できる場を増やす。
     学校生活や委員会活動、行事などで3年生の頑張る姿を下級生に見せて、湯梨浜中の形を
     引き継いでいく。
    ⑪生徒指導、学年指導、教科指導を含めて規律やルールの徹底を行っていく。これまで同
     様、各クラスで取り組むことができる活動を継続しておこなう。地域の活動に参加し、応
     援される中学校をつくる。(伝統的な踊り、体育祭で全校で同じものをするなど)
    ⑫日々の活動が見直せるように、課題を可視化する。班長や学級委員による学級の課題や目
     標を設定させる。学級においては、朝学活や終学活の時間に今日あったいいことなどを共
     有する。
    ⑬地域とのつながりについては、各地域の特色を生徒たちが知ったり、参加したりできる情
     報発信を行う。(実際に地域の人に学校に来ていただくなど)
    ⑭コロナ禍の中での行事やその内容の精選化、短学活の中で温かい言葉の交わされる雰囲気
     づくり。
    ⑮生徒自ら動くためには見通しをもつことが必要であると思う。人間関係づくりにおいても
     協同の理念のもと、共通の目標を共有し、どのように課題を達成するかの「地図」を持た
     せるとよい。

  3 支援の必要な生徒への対応

    ①委員会(特支、生徒指導、企画等)の定例化と協議事項の共有・徹底・事例研究会の実
     施・保護者とつながり続けて、信頼と期待をベースにしたかかわりをしていくこと。
    ②生徒と教職員が相談しやすい関係を築く。不登校対策委員会や支援会議の定期的な開催。
     役割分担を明確にし、専門機関等との連携の充実を図る。担任が中心となるのはもちろん
     だが、不登校担当や学年団で協力して対応を進めていく必要がある。
    ③生徒の発達や生徒のさまざまな症状、実態をどうとらえるか、基礎的な知識や判断力を身
     につけるための校内研修を実施する。校内の各種委員会同士の連携。「その場で伝え
     る」、「間違っていることを許さない教員の姿勢や意識」が大切だと考える。
    ④取り組みの方法や関わり方に差がないよう、学年集会の中で伝えることや、毎日の終学活
     での「ありがとうプロジェクト」の推進、学級通信などで保護者の方とも連携をとって行    
     きたい。
    ⑤担任・学年のみでの抱え込みの状態にならないよう、ささいなことでも相談をする気持ち
     を大切にして、教員間でも頻繁に声掛けや相談しやすい雰囲気をつくっていくことに努力
     していきたい。
    ⑥生徒との教育相談を、5月などもう少し早い時期に行い、生徒が学級での不安を相談でき
     るようにする。欠席者があった時の家庭連絡で、症状だけではなく次の日に安心して登校
     できるようなフォローを行う(課題の指示など)。
    ⑦新型コロナ対策を逆手にとり、長期欠席の生徒が家庭で学習を進められる手段が構築でき
     ると、学力保障につながるのではないかと思う。安易に劇的な変化を求めず今後もつなが
     りをもつ。
    ⑧引き続きSCやSSW、全職員で情報を共有し、早期の丁寧な対応を心がける。校内会
     議、C4th、職員室での短時間での会話を大切にし、情報共有・相談を密にしていく。
    ⑨家庭に過去の事例を示しながら具体的な進路目標をもつような連携を図る。コーディネー
     トを計画的に進める。急な変更や参加者には計画的に事前に話しをしておく。
    ⑩相談室と連携を取りながら、生徒の登校を促す。登校しやすい日にちや時間等、生徒の状
     況を見極め対応する。相談室で過ごす生徒が多く、登校しても相談室内の個室が空いてお
     らず、登校しづらくなっている生徒もいる。生徒が過ごせる部屋がもう少し増やせるとよ
     い。
    ⑪生徒一人一人をきちんとみる余裕を持ちたい。教育相談期間は部活動停止などで時間を確
     保する。生徒が悩みや想いを相談しやすい関係をつくるために、普段からコミュニケーシ
     ョンを取る。
    ⑫生徒について教員間で話をして、その会話の中で他の先生や機関との連携が必要かどうか
     を考える機会にする。長期的な計画を立て、SCなどと連携をとりながら長期欠席をなくし
     ていく。相談室や保健室に行く回数が多くなっている生徒をいち早く全体で共有し、早期
     に対策をする。
    ⑬委員会(特支、生徒指導、企画等)の定例化と協議事項の共有・徹底・SCなどの専門家と
     しっかりと話をして傾聴する。保護者との信頼と期待をベースにしたかかわりをしていく
     こと。

  4 保護者・地域との信頼関係の強化に努める

    ①生徒を育てるという点でパートナー関係をつくること。教職員の負担にならない程度に学
     級通信等を発行し、無理のない範囲で継続させる。保護者との会話を大切にし、家庭内の
     問題などについては、児相や子育て支援課 などと連携を図りながら役割分担をして関わ
     っていく。
    ②集まることが難しい状況であるからこそ、個別に生徒、家庭と連絡を取り合ったり再確認
     したりする機会を設ける。活動、行事の変更や意味などを生徒自身にも丁寧に説明、確認
     をする。
    ③教員間でも頻繁に声掛けをしながら、相談しやすい雰囲気をつくっていきたい。
    ④学級通信での情報共有、細やかな家庭連絡を行うことが大切であり、良かったことや助け
     てもらったことなどを伝えることを心掛ける。全員に学期ごとの友だちからのありがとう
     メッセージを三者懇談で渡す取り組みを続け、伝統芸能についての学習など地域との交流
     の場を設定したい。
    ⑤要望に応えられない部分は、理解していただけるようきちんと話をしていく。生徒には、
     地域の一員であるという自覚をもたせ、指摘があった際はその都度話をしていく。どこに
     いても湯梨浜中の一員であるということを部活動等をとおして指導を行う。話ができる機
     会を確保する。
    ⑥学校だより、学年だより、学級だよりなどを通じて今後も保護者に学校のようすを伝え
     る。
    ⑦ミスがないよう複数の目で点検することも大切ではあるが、熱意を持ちながらも「文章の
     目的(誰に何を伝えるための文章か。)」、「客観的な視点(第三者が読んでどう思う
     か。)」を忘れない。
    ⑧PTA活動を徐々に再開し、さらに積極的な情報発信と意見交換を行う。各たよりは信頼
     関係を強める内容になっているか吟味する。来校者アンケートを実施する。保護者とのコ
     ミュニケーションを取り合い、伝達事項などの漏れがないように注意し、適宜連絡や情報
     を発信していく。
    ⑨職員が共通理解し、外部からの対応ができるようにしておく。2学期は文化祭や運動会が
     あり、保護者や地域の方が生徒を見る機会が多いので、そこでよりよい活動にしていけた 
     らと思う。
    ⑩コロナが落ち着いたら、学校公開日や公開週間などを設けて、保護者だけでなく、地域の
     方も学校や授業の様子などを見ていただける機会を持つ。
    ⑪行事がない中でも、通信の中で学校のようす、生活の様子の発信を継続して行う。終学活
     などに学校だよりを読む時間などを設けて生徒も保護者に対して学校のようすを話せるよ
     うにする。

  5 その他

    ①生徒のよりよい学校や生活にしたいという意欲を高め、具体的な行動に移させていく。そ
     のために生徒会を中心に行事はもちろん、日常の生活を見直したりする企画や部活動の激
     励会などを充実させ、学校への所属感や自己肯定感を高めることができるような取り組み
     を実施する。
    ②学習規律の徹底、校内の美化について、生徒会活動を前面に出しながら、自分たちで点検
     し、改善していけるような取り組みをしていく。
    ③時間外勤務の削減への取り組みについて、2学期は行事等も多くなり、さらに時間外勤務
     が増えていくことが予想される。本当に必要なこととそうでないことを精選して、これま
     での発想からの転換を図り、削減に向けてできることを行う(職員の健康を保つために
     も)。
    ④自己の指導力の向上に努めるために、・協同学習、・生徒の主体性の向上(新学習指導要
     領に即して)、・明確な数値目標の達成がある。
    ⑤コロナ対策に関わって、1学期の進捗状況の確認、校や他地域の動きを確認し、早め早め
     に校内で検討する機会を設定していく。
    ⑥学習規律の徹底と共通理解(分離礼、声の大きさ、姿勢や敬語、集会の出入り)、教員サ
     イドの意識の向上を図ると同時に、学年集会などで啓発する。(生徒会や部活動での取り
     組みの強化)
    ⑦相手の気持ちに配慮しての言動の大切さを伝え、実行力の育成、間違ったことを許さない
     姿勢と生徒の良さを褒める姿勢の共有。短学活を活用しながら振りかえりの場を設ける。
    ⑧学級、学年の枠を越えた実践共有:縦割りなど、学年の枠を越えて教員同士が刺激を与え
     合ったり、情報共有を進めたり取り組みの共有をする。生徒が学習に主体的に取り組んで
     いけるような授業・学習環境づくりについて、準備物や2分前着席など、学習に向かう姿
     勢を整える。
    ⑨生活記録ノートをきちんと書いたり、日頃の生活で時間を意識して行動したりさせる。そ
     のような学習環境を整えて学習に向かわせる。また、家庭学習の大切さをテスト期間だけ
     でなく日頃から話していき、保護者の方へも通信等で理解していただく。
    ⑩一人一人が集団の大切な一員として認められ、個性が発揮できるように、運動会や文化祭
     などの機会を活かして、認め合い、協力し合う仲間づくりをすすめたり、ふりかえりを確
     実に行う。
    ⑪生徒一人一人が考えや意志を持ち、行動に移すことができるような指導・支援:日々の授
     業の中で、「自分で考える時間」や「最終的に自分がどう考えるかを見つめる時間」の確
     保を徹底する。
    ⑫個々が考えたことを共有し、認め合う活動を行う。生徒の意欲に応える課題設定や支援、
     授業準備をしっかりとして力をつけさせたい。個別の事情に配慮しながらも全体をそろえ
     ていきたい。
    ⑬時間前着席(どのクラスも教員も)、美化、あいさつをやりきる。協同学習の推進と授業
     規律の徹底と相談室登校の生徒の授業参加について、授業の規律をもう一度見直し、授業
     内容を精選するとともに相談室登校生徒も授業に参加できる雰囲気や、補充できる時間や
     取り組みを考える。
    ⑭学校行事、参観日等で学校の現状を理解していただくために、例年とは違う形での行事開
     催となるので、変更の主旨を理解していただく。開校間もない学校であるので、さまざま
     な建設的な意見をもらって学校運営に役立てていく。
    ⑮けじめのある学習とするために、時間・聞くとき、話すときのけじめのある授業の展開。
    ⑯遅刻や欠席が多い生徒が少しずつ増えており、家庭との連携を取り、どのような方策が立
     てられるか詳しく決めて実行する。
    ⑰全職員で決めた取り組むべき事は、全職員で取り組む。それぞれの意見の吸い上げと課題
     や成果など共有するため、運動会や文化祭などの大きな行事もあるので、授業中や部活動
     での生徒のようすや生徒会の動きなどいろいろな部分で情報の共有を行う。
    ⑱定期的に情報共有の時間をつくったり、C4thの機能を活用する。ICT機器導入に伴う職
     員研修、行事の見直しを行う。9月以降にICT機器が整備される予定だが、教職員が使
     いこなせていない。ICT機器を取り入れた授業方法の研修が必要、情報教育担当と支援
     員だけでは進まない。
    ⑲PTA役員、学校運営協議会委員等色々な方の意見をいただき行事の見直しを図る。
    ⑳授業中に伏せてしまう生徒や学習に取り組めない生徒をなくすために、限られた時間の中
     で、生徒全員が参加できる授業をつくっていく。授業に集中できない生徒に対して、教員
     全員がねばり強く必要に応じて個別に声かけをする。頑張っている生徒が評価される仕掛
     けや指導をしたい。
    ㉑コロナで先が見えない中での学習や活動の精選を行う。その中で生徒主体でどのような活
     動が行えるのか。家庭学習の方法を教師間で共有し、子どもたちにも分かりやすいように
     提示を行う。
    ㉒良い取り組みがあれば表彰を行うなど、生徒の意欲向上につなげる。積極的に学校での取
     り組みを発信し、家庭も巻き込んで、学校、学年、学級づくりを行う。そのために、学校
     だよりや学年だよりを活用し、保護者とのつながりを強化する。
    ㉓コロナ禍の中で、生徒一人一人が活躍できる場を学校全体や学年・クラスで考え、大きな
     イベントでなくても心がほぐされるような学校づくりを進める。学校が楽しいと思える生
     徒を増やすために生徒が主体的に活動できる工夫をする。共通の課題でお互いに高めあえ
     る関係性をつくる。