林業の今
2019年9月10日 14時30分にちなん中国山地林業アカデミーでの授業(デュアルシステム)
本校の森林応用の授業では、日野郡日南町の町立にちなん中国山地林業アカデミー(平成31年4月開校)での実習をデュアルシステムとして導入しています。
授業参観に行ってみました。
林業アカデミーから車で10分程度のところの山林に車で移動しました。まずは、注意事項などの説明を聞いて、早速、ハーベスタという装置が取り付けられた重機に乗り込みます。
それぞれに5~6個のボタン・スイッチが付いているレバーを両手で握り、操作してみます。アームやその先端の装置がロボットのようにガシンガシンとうなりながら動きます。まるでガンダムの操縦!?
簡単に操作と動きを確認したら、今度は、実際に伐採作業をしてみます。
アームと先端のハーベスタの装置の向きをうまく立木の横まで移動させ、ボタンを押して、ハーベスタの爪で立木をつかみます。ゲームセンターのクレーンゲームが得意な人はうまくできるかも!?
あとは、レバーに付いているボタンを押せば、チェーンソーが切ってくれます。
伐採された木をハーベスタの爪でつかんだまま、山の斜面に器用に倒してくれます。その後、樹皮を向きながら指定された間隔でハーベスタが木を切ってくれます。短時間の作業で、作業員は重機の操作をするだけでした。
一覧の作業の動画はこちらです。
動画(全体3分程度)(0:50あたりから機械の動作)
本校生徒の実習を見学した後、林業アカデミーの授業も見学させていただきました。当日は、チェーンソーによる伐採の競技会に向けて、アカデミーの生徒の皆さんは、特別講師を招いて指導を受けておられました。講師の先生は、機械の特徴、動作の意味、狙ったところに切り倒すための方法等を理論的に説明しておられ、私自身も聞き入ってしまいました。