若鳥丸12月2日のようす
2017年12月5日 10時49分12月2日(土)
風:南西2 天気:晴れ 気圧:1028.0 気温:9.3 水温:18.4 波:2
午前中はまだうねりが高い状況でしたが、次第に海況がよくなるということで、午後1時半から海洋観測を実施しました。前回は水深700mまでCTDを下ろしましたが、今回は浜田沖で水深157mまでしかないため、150mまでCTDを下ろし、連続的に水深、水温及び電気伝導度を測定しました。また、CTDに採水器を取り付けて、水深150mの海水を採水し、手を入れたり、口に含んだりして表面海水と違いを体感しました。生徒食堂にある電子海図に島根半島、境港が映りだすと、安堵の表情を浮かべる生徒、喜びを隠し切れず、テンションがあがる実習生たち、やっと故郷に戻ってきたという実感がありました。午後8時半には美保湾で錨泊しました。境港を目の前にして、いち早く境港に入港したい!と落ち着かない様子の実習生もいますが、夜間の入港は危険なので予定は変わらないと伝えました。経験したことがない32日間という長丁場の航海実習となりました。今回は日本近海を航行しながら複数の寄港地に上陸することもできましたが、1人の時間は持てず、身の回りのことをしながら、当直業務や食事当番、課題等、マイペースで取り組むことは許されず、時間に縛られながら、船酔いで挫けそうになりながらも、あと1日になりました。彼らのことを思うと、よく頑張ってきたと思います。航海が終わったら何をしたいのか聞いてみると、実習生たちの顔がほころび、私自身も楽しくなるので、あちこちで同じ質問をしてしまいます。
朝食のようす メッセンジャー投下!
船橋当直、操舵中 150mの水を感じてみよう
下船式の挨拶を考えています