沖縄潜水航海実習 航海8日目
2014年7月7日 13時58分7月7日(月)正午の様子
29-01.5N 129-50.2 外気:29.6℃ 水温:28.7℃ 風向/力:SE/4 気圧:1006.3hpa
天候:bc(晴) コース:042° 速力:11.7kt 雲量:3
現在トカラ列島南方を航行中。
実習生は沖縄での研修を満喫したようです。さてここからは台風の影響を少しずつ受けることとなりそうです。しかし、若鳥丸はこれまで何度も台風と遭遇してきましたから、何が危険で、どうすれば安全なのか、乗組員と指導教官はしっかりと把握しています。
実習生にも伝え、乗っている全員が安全であるよう、行動しています。
7月6日の日報より
暑い朝を迎えました。本日は朝早く若鳥丸を出発するために、6:00起床・体操、6:45より研修のオリエンテーションを行いました。
7:00若鳥丸からバスで出発。朝食はバスの中でパン等を食べながら、一路美ら海のある北部の本部町まで2時間の移動の始まり。ウチナーグチ(沖縄弁)による歓迎の挨拶や運転手さんとガイドさんの紹介後は、バスの心地よい揺れに揺られてちょっと睡眠タイム。車が少なかったこともあり、1時間30分バスに揺られ美ら海水族館に到着、まずは生徒会企画のビデオ撮影。その後2時間30分の美ら海水族館見学を行いました。400人近い飼育員の方々をはじめとする職員の努力と協力で、訪れるお客さまに笑顔と癒しをもたらしている。ということが実感できる、中身の濃い2時間30分でした。30℃を超し熱中症注意が発生する中、良い思い出が作れました。
次のむら咲きむらでの体験学習では、各々が前もって希望していた場所で沖縄にちなんだ体験学習をしました。最初は暑くて逃げ出しそうになっていた生徒もいざ体験学習が始まると真剣そのもの。手だけでなく額にも汗をかきながら体験作業に没頭していました。
帰り道に、道の駅「かでな」で隣接する米軍嘉手納基地を屋上より見ました。滑走路は4000m、東京ドーム400戸以上の敷地面積で、中には住居や娯楽施設もあります。飛行演習をしている機体は少なかったのですが、離着陸するときの騒音が体に響きました。言葉にはならない気持ちがこみ上げてきました。
若鳥丸に近づくに従い、バスの中でいろいろ楽しませてくださったガイドさんとの別れが惜しくなってきます。涙ではなく笑顔で別れるために、全員で歌やジェスチャーで盛り上げました。たった一日、でも実習生の人生にとって貴重な一日。今日一日本当にありがとうございました。
帰船後は慌ただしく出港の準備です。潜水実習でお世話になった先生方見送られ、18:00那覇港を出港しました。当直業務の再開です。出港後は台風の影響はまだなく若干の揺れを感じ、沖縄本島をかわってからは、たまに1.5mくらいのうねりが来ますが全員船酔いもなく元気にしています。
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