沖縄潜水航海No.8
2015年7月6日 22時51分気温31.2℃ 水温29.8℃ 風向/力South/5 気圧1005.2hpa
本日の午前10時、那覇新港を出港し、神戸に向かっています。

沖縄の天気は今日も晴れで、寄港地研修にはもってこいの天気でした。しかし、1日のうちに激しいスコールが4回もありましたが、運の良いことにすべてバスで移動中でした。
美ら海水族館では、初めに飼育員の方が活動されている展示水槽の裏側を見学しました。まず生徒が驚いていたのがジンベイザメの大きさです。「体重は何キロぐらいですか?」という生徒の質問に、「5トンです」という答えにびっくりしていました。また、死んだ魚の解剖や標本を作る部屋では、世界で4匹目に発見されたという珍しい深海魚を見せていただきました。バックヤード見学をさせていただき、「海の生物にさらに興味が持てた」、「普段は入れない場所に入れて貴重な体験になった」という感想を言っていました。その後、館内へ移動して展示水槽を見て周りましたが、例年に比べてお客さんがとても多い印象を受けました。特に外国からの観光客が多く、人気のイルカショーでは座る場所がなく、立ち見で見学しなければならない生徒もいました。
次に行った琉球村では、まず沖縄に生息する毒ヘビの「ハブショー」を見ました。生徒が期待していたハブとマングースの対決は、動物愛護法のために行われませんでしたが、ハブの生態や捕まえ方、噛まれた時の対応の仕方など勉強になったことと思います。そして、最後にはヘビを首に巻いて記念撮影を行いました。生徒たちは「初めてヘビを触った」、「ヘビと記念撮影ができて自慢できる」など、とても喜んでいました。その後は、島唄の生演奏を聴いていた生徒もおり、唄のリズムに合わせて「サ~ヨイヨイ」とか「イーヤーサッサー」と合いの手を入れて他のお客さんと盛り上がっていました。
最後に行った「道の駅かでな」では、米軍の嘉手納基地を展望台から見学しました。あいにく、見学したときには戦闘機の離着陸はなく、戦闘機の爆音を聞いて嘉手納に暮らす方たちの騒音被害の実態を体験することはできませんでしたが、日本が抱えている米軍の基地問題について考えるきっかけになったのではないかと思います。
ほとんどの生徒が今日の寄港地活動にとても満足してくれていたように感じ、この研修を計画した私としても、とても報われた気持ちになりました。充実した寄港地研修を行うことで、船の魅力の一つである「いろいろな場所へ行くことが出来る」ということをより一層感じられたのではないかと思います。心配していた台風も移動のスピードが遅いため、神戸に入港することができるかもしれません。明日は那覇を出港するので、当直も始まります。船舶に関する学習をさらに深め、神戸でも充実した寄港地研修ができればと思います。
体調不良の生徒は無く、皆元気です。バスに乗って研修に出発
海洋博公園にて記念撮影
サメに飲みこま得れた~
気温33℃、暑い~!
琉球村の大人気ハブショー