灯台の日ウィーク パネル展見学
2020年11月11日 08時33分海洋科3年船長類型が「灯台パネル展 山陰沿岸のを支えた灯台」を見学しました。これは11月1日からの灯台ウィークのイベントとして、海とくらしの史料館で開催されたものです。
海上保安庁交通課の方(灯台や浮標などの航路標識を担当)から説明を聞き、灯台の役割とその歴史の重みを感じ、これまでよりぐっと、灯台を身近に感じました。
手前は境港防波堤灯台で使用されていた第5等フレネルレンズ。
職人の数も減り、機械で作るとコストがかかりすぎるため、
現在では製造されていないそうです。
ガス灯→白熱電球→メタルハライド電球→LED電球 の移り変わり
台場公園にある山陰で初めて建てられた境港灯台(復元)
生徒の感想
・灯台は海から陸に帰るための目印として、昔から長い間、船乗りの命を守ってきた
大切な存在。長期航海から帰ったとき、見慣れた灯台があると安心できる。維持費
もかかるかもしれないけれど、長い間続いた歴史を守るためにも帰る場所であり続
けるためにも、灯台は残していくほうがいいと思う。将来は船に乗るので、船乗り
として、灯台を大切に思い、また、命を預けていこうと思った。
・日本海の航路で一番好きなのは角島で、いつも角島灯台に近づいていく時と離れて
いく時に、気合が入ったり、帰ってきたなと思うことが多いです。これからも今あ
る灯台を守っていくためにできることはしたいし、安全航海のために発展していっ
てほしいと強く思いました。来年は、灯台ウィークと休みが重なれば、できるだけ
多くの灯台を見に行って、自分の人生の思い出にして周りの人友達にも伝えていき
たいです。
・のろしから始まり、外国人に灯台を作ってもらい、一から人々の手で作られ、それ
が何十年、何百年も光を届けることを知り、昔の人の灯台を作る時の気持ちが伝わ
ってきました。灯台のことを知らない人も、今回の見学で、航行するうえでとても
必要だと感じてほしいと思いました。
・美保関灯台のような大きな灯台もですが、各港の防波堤の灯台も大切だと思いま
す。灯台の建設費が高そうなのは何となく予想していましたが、こんなに高いとは
思いませんでした。でも、その値段で海の安全を買えるなら安いと思いました。
・灯台ができるまでには外国の人から技術を学んだり、日本特有の自然災害に備えて
工夫したりと昔の人の知識や努力があったということが分かりました。このような
歴史がある灯台は残していくことが大切だと思います。今回のようにたくさんの人
に知ってもらえるイベントなどがあれば灯台を守っていくことができると思いまし
た。