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日誌

令和3年度第5次航海 第17日

2021年11月2日 09時54分
2年生


11月1日(月)正午位置 KUSHIRO-KO

 今日の朝も放射冷却で相当気温が下がりました。温度計が約2℃を示す中で、朝の体操とランニングを行いました。航海実習も半分以上が終わり、5分前行動が当たり前になっている時期なのですが、今朝の体操では3分前にやっと全員が揃うといった状況で物足りません。本来であればオーストラリアに着いて寄港地活動をしているタイミングですが、国内ということもあり寄港中は気が緩んでしまう部分があるのだと思います。
 午前中は船長講義と機関長講義があり、船長講義は東京湾の浦賀水道航路、中ノ瀬航路に関する内容でした。航路学習はとても重要な学習事項ですが、東京湾で錨泊して一泊する予定なので海から見る東京の夜景がとても気になります。生徒の中には「スカイツリーは海から見えますか?」と聞いてきた生徒もいるので、大都会を海から眺めるとどんな風に見えるのかとても楽しみです。私は機関長講義に参加したのですが、理解するのが難しい燃料噴射弁やクランク軸について実物を見ながらわかりやすく説明していただきました。船の機関の学習は、教科書だけで理解するのはとても難しいのですが、実物を触ったり動かしたりすることで理解が一気に深まります。境港では船の機関の学習をした人は「金の卵」だと、漁業会社の方に言われたことがあります。若鳥丸のエンジンで大型船のエンジンの基礎をしっかりと身に付け、船で働く機関士や機関員だけではなく、陸上で船の安全運航をサポートする機関整備士になれるような機関整備に関する知識と技術を身に付けてほしいと思います。
 講義が終わると生徒たちは上陸して和商市場へ行き、「勝手丼」と呼ばれるネタを自分で選びながらつくる海鮮丼を食べていました。生徒たちは「サーモンやエビが美味しかった!」と満足そうにしていました。明日は貸切バスで摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖を見学に行きます。充実した研修になることを願っています。



       燃料噴射弁の構造の確認

         噴射圧の調整作業

          クランク軸の学習