行事報告
11月19日(水)本校にて1・3年生を対象とした「人権教育公開LHR」がありました。各学年の担任、副担任の指導のもと、生徒たちは現代社会に存在する様々な人権問題について深く掘り下げ、真剣に学び、議論を交わしました。



1年生のテーマ:身近な差別を掘り起こし、差別を身近に捉える
生徒たちは、日常の中にある「障害者差別」に焦点を当て、自分たちの意識や行動の中に潜む偏見はないかを見つめ直しました



3年生のテーマ:具体的な差別に学び、人権尊重の社会を築く担い手となる
様々な具体的な差別事象を深く学ぶことで、現代社会の問題にも目を向けました。
今回の公開LHRは、生徒一人ひとりが「人権」を自分自身の問題として捉え、主体的・対話的に学ぶ姿勢を示す大変有意義な機会となりました。本校では今後も、生徒が自他の人権を尊重し、社会に貢献できる人材へと成長できるよう、人権教育に力を入れてまいります。
電気電子科
食品・ビジネス科
福祉科
11月13日(木)福祉科3年生の「コミュニケーション技術」の授業において、先週に引き続き、点字図書館の遠藤様を講師にお迎えし、「白杖(はくじょう)」を用いた視覚障害者の方への誘導体験を行いました。前の授業で白杖が「目の不自由な人の命を守る大切な道具」であることを学んだ生徒たちは、今回、その知識を実践する貴重な機会となりました。今回体験授業では、「視覚に障害がある方」と「誘導者」の両方を体験し、適切な声かけや誘導のポイントを肌で感じ取りました。具体的な誘導技術の習得で2人1組となり、誘導者が視覚に障害のある方へ一つ一つ状況を伝えながら誘導する練習を行いました。

溝をまたぐ体験:フロアに棒を使って設定した「溝」をまたぐ際、またぐタイミングと方向を正確に言葉で伝える練習をしました。

階段の上り下り:生徒たちは「イチ、ニ、イチ、ニ」と一定のリズムを保ちながら階段を上り下りする練習を行い、講師の先生からお褒めの言葉をいただきました。最も重要なポイントとして、階段を降りるときは、最後の一段を降りたタイミングで「階段終わりです」と伝えることが大切だと学びました。

講師の遠藤様からは、「皆さん、声かけが非常に良くできていた」と高い評価をいただきました。また、誘導者へは「情報提供を細かくしてもらえると、とても安心する」という貴重なアドバイスをいただきました。生徒からは「町中で声をかけて欲しい方を見かけたらどう声かけしますか」という質問があり、遠藤様からは「『何かお困りですか』と優しく声をかけて誘導してあげるのが良いでしょう」と具体的な返答をいただきました。
今回の授業で、生徒たちは「コミュニケーション」が単なる会話ではなく、「相手の安全と安心を守るための情報伝達」であることを深く理解しました。今後も、今回の学びを福祉の現場や日常生活で活かせるようにしていってください。
機械科
11月3日(月)倉吉総合産業高校で開催された「マイコンカーラリー鳥取県大会」に、本校機械科3年生が出場しました。この大会は、マイコンを搭載した完全自律走行式の車が、設定されたコースを走り抜け、3回の走行のうちのベストタイムで順位を競うものです。日頃の学習と技術の成果が試される、高度な競技です。本校からは、機械科3年の生徒が、最も難易度の高いAクラス(Advanced Class)に出場しました。

本校の車は、見事3回すべてを完走しました。そして、Aクラスで優勝という快挙を成し遂げました!

本校の生徒には、その栄誉を称えて盾と賞状が授与されました。

本校の生徒は、次に11月29日(土)・30日(日)に岡山工業高等学校で開催される中国大会へ出場します。鳥取県代表として、さらにレベルの高い舞台で自己ベストを更新できるよう、心より応援しています!
食品・ビジネス科
行事報告
11月8日(土)第21回総合技術フェアを開催いたしました。全学科が連携し、日頃の学びや学習の成果を、体験や販売を通して地域の皆様に発信しました。当日は約654名もの方にご来場いただき、グラウンドは来場者の皆様の車でいっぱいになり、大盛況となりました。心より感謝申し上げます。


海洋科: 水中ドローンの操縦体験

海洋科: 本格的な操船シミュレーター体験は、多くの方に海の技術に触れていただく機会となりました。

食品・ビジネス科: 生徒が商品開発した竹炭スイーツや、美容と環境を考えたぷるんとせっけんを販売。

食品・ビジネス科: キッチンカーでカニみそ咲かそう麺を販売、100食完売。
地域の皆様に、本校の「食」と「ビジネス」の力を発信しました。

機械科: オリジナルの記念品を作れる刻印体験を実施。

機械科: eスポーツ体験。

電気電子科: 学科の技術を活かして製作したわたがし製造機で作ったわたがしを配布。

電気電子科: 子どもたちにものづくりの楽しさを伝えました。

福祉科: あきのぽかぽかコンサート(ロケットくれよんさんと一緒にダンス)

福祉科: 最新介護ロボットの体験展示。また、特製のカレーも好評でした。

PTAによるバザー:心温まるうどんやスイーツ等の販売、会場全体が賑わっていました。
本フェアは、生徒たちが地域の方々と交流し、学びを深める貴重な機会となりました。今後も地域に開かれた学校として、技術教育の推進と地域貢献に努めてまいります。ご来場いただいた皆様、ご協力いただいた関係者の皆様、誠にありがとうございました。
福祉科
11月6日(木)福祉科3年生のコミュニケーション技術の授業で、点字図書館の遠藤様に来ていただき、「白杖(はくじょう)」の役割と、視覚に障害のある方々へのサポートの仕方について学習しました。
白杖には三つの役割があることを学びました。
①障害物に衝突するのを防ぐ役目
②まわりのようすを探る役目
③目が不自由であることをまわりの人に教える役目
白杖は目の不自由な人の命を守る大切な道具です。

白杖(はくじょう)の使い方

アイマスクをして体験

白杖SOSシグナル
白杖を頭上50cm程度に掲げて立ち止まっている状態。これは、「困っています」「助けてください」というSOSのサインです。
声をかけるときは「どうなさいましたか?」や「お手伝いしましょうか?」と正面から声をかけてください。

目の不自由な人は、誘導する人のひじをもって

誘導する人は、目の不自由な人の半歩前を歩くように
今回の学習を通して、知識だけでなく、「いっしょに歩こう」という優しい気持ちが大切だと感じることができました。今後も、正しい知識とやさしさで、誰もが楽しく安全に町を歩けるようにしていきたいと思います。
食品・ビジネス科
【キッチンカー通信号外】11月8日(土)、第21回総合技術フェアにて食品・ビジネス科3年生が上野水産株式会社さんと、課題研究の授業でこの春から取り組んだコラボ商品がお披露目されます。「カニみそ咲かそう麺」と名付けたコラボ商品は今回の総合技術フェアでは限定100食、来週15日(土)の上野水産感謝祭でも提供予定です。皆さまのご来場をお待ちしています。

行事報告
11月4日(火)社会人講師をお招きし、三味線の特別授業を実施しました。


講師による三味線の演奏鑑賞
生徒たちは、普段聴き慣れない三味線の深く美しい音色を、静かに耳で観察しながら聴き入りました。特に、講師による「さくら」の演奏は生徒たちの心をつかみました。

三味線の実技指導

生徒たちは二人一組で協力して演奏に挑戦
一人がバチを持って弦を弾き、もう一人が左手で糸を押さえるという役割分担で、生徒たちは協力しながら一つの曲を奏でました。講師の先生は、生徒一人ひとりの様子を見ながら、手取り足取り丁寧に指導してくださいました。また、生徒たちがスムーズに演奏できるよう、特別に工夫された楽譜が用意されており、日本の伝統楽器を身近に感じる大変貴重な時間となりました。

全員で心を一つに合奏
授業の最後は、全員で合奏を行いました。協力して学んだ成果を発揮し、伝統音楽の奥深さと楽しさを体感して、特別授業は終わりました。
機械科
10月31日(金)機械科3年生が、11月3日(月)に倉吉総合産業高校で開催される「マイコンカーラリー鳥取県大会」に向けて、放課後、最終調整を行いました。大会本番が目前に迫る中、生徒は、自作のマイコンカーを真剣な表情で確認していました。難しいコースであるクランクカーブやレーンチェンジなど、感覚が微妙な調整が必要な課題を集中的に練習していました。


クランクカーブの走行

右ハーフライン読み取り

右レーンチェンジ

カーブを走行
このマイコンカーラリーは、決められたコースをマイコン制御の車が自律走行し、3回走行したうちのベストタイムで順位を競います。マイコンカーには高度な技術が求められるAクラス(Advanced Class)と、基本的な技術を競うBクラス(Basic Class)とカメラでコースを読み取るCクラス(Camera Class)があり、本校からは、難易度の高いAクラスに出場する予定です。
練習の成果を発揮し、大会で素晴らしい走りを見せてくれることを期待します。
本校の機械科では、生徒たちが自ら手を動かし、設計から製作といった、ものづくりの楽しさを体験することが出来ます。
食品・ビジネス科