海洋科2年生航海実習 16日目
2022年6月27日 10時21分
6月26日(日)正午位置 33°- 53.9N 132°- 36.9E
乗船16日目、昨晩は来島海峡の東にある燧灘(ひうちなだ)で錨泊を行いました。少しガスがかかった曇り空の下、本日もいつもの日常が始まりました。今日のイベントは来島海峡航路を航行することです。この来島海峡は、広島県と愛媛県の沖合にある海峡で潮の流れがとても速いことで有名な海峡です。朝食後、生徒1名が来島マーチスと交信後、海峡に進入しました。ちなみに船長コースの生徒は、この航海で必ずマーチスとの無線電話による交信を行っています。また、航路内にある電光掲示板で潮の流れる方向や強さなどを知ることができます。航海士は、色々な情報を集めて船舶の安全運航を行いますが、彼らも同様のことを体験し学ぶことで航海士に一歩ずつ近づいていくのです。ちょうど潮の流れが南から北に変わる転流時ということで、大きな潮の流れがありませんでしたが、舵を握る者としては嬉しい限りです。午後からは、某民放局で有名な無人島の横を通過しました。生徒たちには数日前に伝えていましたが、300mくらい沖合を通過したため、トロッコレールや水路なども確認でき、生徒たちも興奮していました。帰宅した際に聞いていただければと思います。 以上、本日の報告でした。
揚錨中!錨鎖を確認しています
来島海峡航路の電光表示を確認中
来島海峡大橋をバックに記念撮影
航行する船舶を確認しています
もしや!あの島は?!
某TV番組で有名な由利島です