瀬戸内航海実習 5日目
2014年6月11日 09時47分<指導教官の日報紹介>6月10日
今日も天候に恵まれ、高知での寄港地研修を行うことができました。梅雨時期にも関わらず、一度も雨に降られることなく順調に実習が実施できています。今日の高知も曇り空ではありましたが、予定通りの研修を行うことができ本当に有り難いことだと感じています。
まず、最初に高知市中央卸売市場でカツオの流通や付加価値向上の取組みについて仲卸業者の方から説明をしていただきました。伺った話の中で最も印象的だったのは、昨年の秋頃に高知のカツオが不漁だったときに境港の巻網船がカツオを多く漁獲し、それが高知に運ばれてきたため高知の人たちはとても助かったという話です。さらに驚いたことは、鮮魚販売の仲卸店舗を見学していると生徒が「境港のマグロだ~!!」と言っていたので半信半疑で見てみると、見慣れた「境港天然本まぐろ」のロゴマークが、店頭に並べられたマグロの切り身の横に置かれています。店の方に、「僕たち境港から来ました。マグロも境港から来たんですか?」と聞くと、「境港のマグロはよくこっちに来るよ」と教えてくれました。高知と境港がカツオやマグロでつながっていたことがわかり、急に高知に親近感を感じたのは私だけではなかったと思います。その後、五台山展望台に行き高知市街を見下ろしながら記念撮影を行いました。
午後は、坂本龍馬記念館と坂本龍馬の巨大な銅像で有名な桂浜公園に行きました。桂浜公園到着後は、早速ダンスを踊る選抜メンバーと一緒に坂本龍馬の銅像に向かいダンスを撮影しました。踊ることになっていた生徒たちも、いざ踊るとなると周囲の観光客の目が気になり、「本当にやるんですか~?」などと尻込みしていましたが、最後は恥じらいを捨て、堂々と踊っていました。(なぜ踊るのかは、後日のお楽しみです。)そして何故かそのようすを観光客の方が写真撮影されていました。高知の寄港地研修を振り返ると、短時間ではありましたが、バスで様々な場所に行くことができ、多くの生徒が満足できた研修になったと思います。
高知港出港後は、次第に波が高くなり、20:00頃には半分以上の生徒が軽い船酔いとなり、当直以外の生徒は早めに寝ていました。
五台山展望台のようす
高知市街を背景にポーズ
高知市中央卸売市場の鮮魚セリ場の様子
仲卸店舗になんと境港産マグロが!
坂本竜馬記念館で竜馬像と握手
竜馬が暗殺された近江屋を再現した部屋