境総トピックス

１２月１５日（月）福祉科３年生の「コミュニケーション技術」の授業にて、前回に引き続き点字図書館より講師の方々をお招きし、「点字学習」を実施しました。この学習は、視覚障がいのある方々との重要なコミュニケーション手段である点字について、知識と技術を深めることを目的としています。今日の授業では、点字の基本文字に続き、文章を表現するためのルールを重点的に学習しました。

句点（。）疑問符（？）感嘆符（！）読点（、）カギ類（「」）など

学習の後半は、いよいよ実践的な点訳作業に取りかかりました。

　生徒たちは、本校図書館にある絵本『おべんとうばこのうた』と『もうじき食べられるぼく』の本文を点訳する役割を担っています。今回は、点字をシールに打つ作業を行いました。作成した点字シールは、後日絵本に貼付し、本校図書館に設置して全校生徒が点字に触れる機会を作る予定です。
　講師の先生からは、「絵本を見ながら、どのように点訳されているか見ながら点字を打ってください」という具体的なアドバイスがありました。生徒たちは、点字をシールに打つ作業に集中しました。今回の作業を通して、生徒たちは点字の読み書きの技術だけでなく、他者への配慮の重要性を深く学びました。完成に向けて、引き続き点訳作業を進めてまいります。