日誌

ICTを活用した授業の様子

2016年1月12日 11時26分


 さて、今回はICTを活用した授業の様子を紹介します。

 これは3年生の理科「電気で明かりをつけよう」という単元の学習で、
 この日は電気の通り道について考えてみよう、という内容でした。

 まず、先生が「回路の中に導線を1本足すと、豆電球はどうなるのか」と
 クイズ形式で発問し、児童に予想させます。 

 
 
 児童は答えを選び、解答を電子黒板に送信します。
 電子黒板には各児童の解答が表示され、解答分布も瞬時に分かります。
 
 
 
 

 次に、なぜそのように考えたのか、先生が全員のタブレットに回路図を配布して
 電気の流れを予想させ、書き込ませます。

 

 先生は、各児童が電気の流れを書いた回路図をもとに、
 意見の違う児童にそれぞれ発表をさせます。

 そして、先生がもう一度同じ発問をし、
 児童は友達の様々な意見を聞いたうえで、
 豆電球はどうなるのかを再度考えます。

 その後、児童は実際に乾電池と豆電球、導線を使って実験をし、
 答えを導き出し、まとめと振り返りを行いました。


 ICTを活用することで、
 答えを予想する場面や、発表の際の板書の省略といったことが
 時間短縮につながり、
 これだけの内容が45分に収められていることにとても驚きました。

 また、教室内のタブレット端末の情報がすべて電子黒板に配信できるため、
 児童全員の解答を並べて比べたり、
 特定の解答をピックアップして表示させることが可能なので、
 途中で解答を変える児童に対し、先生がその場で、
 「今答えが変わった人がいますね。
  友達の考えを聞いて考えが変わったのかな。」
 などと問いかける場面もあり、より双方向性が高まっていると感じました。