10月16日(木)6限に桐林教諭(エキスパート教員)による保健の公開授業が実施されました。家庭基礎と連携して教科横断的な学びであるSTEAM教育を実施しているもので、この日は1年3組の授業が公開されました。
各自が「理想の健康的な一日」として5分ずつに分けた理想の1日のスケジュールをクロームブックで入力し、その後、身体活動運動の1日の消費カロリーを計算しました。家庭基礎でもバランスの良い食事について学習してきており、今の自分の生活と理想とのギャップから日頃の生活を振り返りました。今後、自らができる具体的な時間の使い方や日頃の生活行動をより健康的な生活習慣へと改善する方策について学習する予定です。


10月21日(月)に「家庭基礎」と「保健」2科目連携による*STEAM教育の授業を行いました。
今回のテーマは「高齢者の体験をしてみよう!」です。
実習を通して、高齢期における身体の重量感、動きにくさなどを体験し、自分が学んでいる専門分野のものづくりが、高齢者社会にどのように貢献できるか考えることが目的です。
STEAM教育の一環として、生徒たちは、高齢者疑似体験教材を装着し、歩く、階段を上り下りする、靴紐を結びなおす、字を読み・書きする...などいろいろ体験し、「やってみて気づいたこと」「自分ができること」「今後に生かしたいこと」などを考えました。
自らの専門分野と家庭科および保健の視点、そして芸術的な感性を融合させ、高齢者の方々がより快適に暮らせるような製品やサービスを開発していくことの重要性を学んだことと思います。
今回の体験は、単なる実習にとどまらず、生徒たちの探究心を刺激し、未来の社会をより良くするための第一歩となりました。
* STEAM教育について下記のURLを参照してください
URL:https://www.torikyo.ed.jp/toriko-h/file/3106

授業の目的を共有しています 白板の様子

高齢者体験モデルを装着して階段の上り下がり体験 高齢者体験モデルを装着して読み・書き体験

高齢者体験モデルを装着して歩き体験 マニュアル
STEAM教育
昨年度から鳥工で取り組んでいるSTEAM教育をより発展させるため、7月11日(月)、文部科学省ICT情報教育アドバイザーの竹中章勝先生をお招きし、研修会を行いました。
Society5.0に関する考え方、STEAM教育の意義、ICT機器の効果的な活用の仕方等について、事例を交えながらお話しいただきました。また、研修会終了後には、有志の教員に対し、実際にアプリを使いながら、より具体的に指導していただきました。
今年の秋、本校図書館は「STEAMLab」としてリニューアルする予定です。大型モニター、サラウンドスピーカー、高性能パソコン、3Dプリンター等の機器を備え、読書だけでなく「創造の場」として生まれ変わります。今回の研修会で学んだことを生かし、またSTEAMLabを活用しながら、これまで以上に楽しい授業を行っていきたいと思います。

