今年の冬は、スキー場には雪が降るものの他は除雪に悩まされることのない暖冬でした。卒業式のあった3月13日(水)の朝には、この春初めての鶯の鳴き声が聞こえたほどです。それが、卒業生を送り出した翌日、朝から雪が降り始め、あたり一面すっかり雪化粧になってしまいました。

驚くと同時に、卒業式がこの日でなくて本当によかったと思いました。
毎年、卒業式の後に花道を作って卒業生を送り出しているのですが、ここ4,5年は天候に恵まれず、屋内でしていました。今年も雨雲レーダーで調べてみたところ、ちょうど送り出す時間に雨雲がかかっていたので、外での見送りはあきらめていました。ところが、教室で最後のホームルームをしていると、心配された天気が良くなっているではないですか。急きょ予定を変更し、外での見送りをすることができました。


後輩と一緒に記念写真を撮ったり、胴上げをしたりと、いろいろ最後の思い出作りをしていると、天候が急変し、激しい雨と風に見舞われました。卒業生を見送る時間帯だけでも晴れてくれたこの日の天候に感謝です。いい見送りができて、本当によかったと思います。
本年度の卒業生から、卒業記念品をいただきました。卒業生が11人と少ないので、ご家庭の負担が大きくなることを心配しましたが、保護者で話し合われ、いくつか上がったデザインの候補から生徒が選んで、下のような立派な応援幕ができました。

この応援幕は、今、さくらホール前の廊下に掲示してあります。これからいろいろな大会や行事の時に、使わせていただきたいと思います。生徒がこれを励みに頑張れると思います。本当にありがとうございました。
若桜町では、学園を卒業するときに、卒業生一人一人に卒業生が希望する本を贈っています。その本の贈呈式が、9年生を送る会の中で行われました。

情報館の村山館長様からとても暖かいお話をいただいたあと、卒業生を代表して青木蓮くんが受け取りました。卒業生はいただいたカードを情報館に持って行くと、希望した本を受け取れるそうです。9年生は、卒業という節目にどんな本を選んだのでしょうか。人生の節目を大切にするとてもいい取り組みだと思いました。