学園トピックス

県吹奏楽コンクール

2018年8月6日 08時48分

8月3日(金)に、とりぎん文化会館梨花ホールで鳥取県吹奏楽コンクールが行われ、本校の吹奏楽部も参加しました。生徒3人の出場ですので、楽器の運搬や当日のステージセッティングにも人が足りません。そこで、保護者や卒業生にも協力していただいて、まさに”総力”で臨んだコンクールでした。
私は会場に1時間前に入り、若桜学園の順番を待ちました。若桜学園の前の学校の演奏は、たくさんの種類の楽器を取り入れた演奏でしたので、このあと3人で行う若桜学園の演奏が聴く人にどのように受け止められるのか心配になりました。
いよいよ若桜学園の番になりました。保護者や先生がステージセッティングに取り掛かります。準備が終わるとお手伝いをしていただいた方がどんどんステージから去り、残ったのは広いステージに横地先生と生徒3人。ここで会場の空気が今までとちょっと変わります。いよいよ演奏が始まりました。
実は、私は6月のサマーブラスコンサートでもこの梨花ホールで聴いていたのですが、その時は写真を撮るために与えられた別室でスピーカーの音を聞いていました。今回はホール内で生の音を聴くことができてうれしかったのですが、それよりも驚いたのが、周りで聴いている人たちの様子です。全員が姿勢をよくしてステージに注目し、まるでこの演奏を聴きに来たかのような雰囲気をかもし出すのです。
私は、6月のサマーブラスコンサートの時は、若桜学園の演奏を聴いて楽しめたのですが、今回はコンクールです。楽しむどころではなく心の中で「がんばれ!最後までがんばれ!」とずっと念じていました。演奏が終わってホッとしたのですが、若桜学園に贈られた拍手はどの学校に送られたものよりも大きく、周りから口々にたたえる言葉が聞かれました。私が席を離れ移動しようとすると、なんとなく私が若桜学園の関係者だと気づかれたのか「素晴らしい演奏でしたと伝えてください」と見ず知らずの方から声をかけられました。
楽器の撤収が終わり記念撮影のために若桜学園関係者が入口の近くに集まりましたが、声を交わさなくても表情だけで気持ちが伝わるような空気間で満ち溢れていました。
そして結果は、なんとなんと金賞!努力が実を結び、他からも良い評価をいただけたことは、本当にうれしいことです。生徒はもちろん、横地先生、義仲先生、保護者の皆様、当日手伝っていただいたたくさんの方々の総力のおかげだと思います。本当にありがとうございました。そして、おめでとう!