学園トピックス

さみしい卒業式だったなんて言わせない!(前編)

2020年3月17日 17時27分

臨時休校の中、若桜学園では3月12日(木)に卒業式を行いました。例年は小学生も参加して行っているのですが、今年は中学生だけです。卒業式の練習もほとんどできず、卒業生を送る会も中止となりました。今の状況の中ではやむを得ないことなのかもしれませんが、だからといって若桜学園を卒業していく15人の大切な卒業式を、さみしいものにしてはいけません。「こういう時にしかできない卒業式にしよう」「さみしい卒業式だったなんて言わせない!」という思いで、卒業式の日を迎えました。卒業生を教室で迎えたのは、黒板いっぱいに描かれた絵です。

教室内の大型モニターでは、この絵を制作した様子が数分にまとめられた動画(タイムプラスというらしいです)が流れていて、これを見た卒業生から思わず声があがります。何日もかけて絵を描くことができるのは、今年だけです。

卒業式の入場は、担任の江副先生が先頭です。卒業式のために早起きをして準備されました。

校長先生から一人ずつ卒業証書をいただきました。今年の卒業式は時間を短くしないといけないのですが、こういうところにはしっかりと時間を取ります。

校長先生からのあいさつも、卒業生の心に響きます。少人数の学校だからこそ、卒業生にとって校長先生はとても身近な存在です。

卒業生を代表して、杉田舞絢さんから卒業記念品の目録が、校長先生に渡されました。

外でも使える応援幕をいただきました。「不撓不屈」は、卒業生が選んだ言葉です。

井口恋那さんの答辞で、多くの人が涙を流しました。

卒業式が終わり、最後に卒業生の合唱がありました。ずっと一緒に過ごした15人で行う最後の合唱です。十分な練習時間が取れませんでしたが、臨時休校中も家で練習をし、感動的な歌になりました。

一人ずつしっかり間隔を取って、卒業生が退場し、卒業式は終了しました。