学園トピックス

さみしい卒業式だったなんて言わせない!(後編)

2020年3月18日 08時41分

卒業式が終わり、いよいよ学校生活最後の学活です。一人ずつ前に出て、一緒に過ごしたみんなへのあいさつや、おうちの方へ手紙を渡すなどして、最後の時間を過ごしました。手紙を渡されたおうちの方も、我が子の成長を喜んだりはにかんだりと、いろいろでした。全員のスピーチが終わると、浦林先生が時間をかけて作成したビデオをみんなで見ました。卒業生の9年間の学校生活のハイライトや一人一人の成長の様子が盛りこまれたビデオの出来栄えがとても素晴らしく、写真の選考から編集、演出までとても時間がかけられていることがわかります。「さみしい卒業式なんて言わせない」という一心で作ってくれました。浦林先生は、大学を卒業して1年目ですので、教職に就いて初めての卒業式ということもあり、20分近くにも及ぶこのビデオには、たくさんの思いが込めらえていたと思います。これで全部終了というときになり、サプライズで卒業生から学年主任の義仲先生、担任の江副先生と浦林先生に花束の贈呈がありました。保護者の方がサポートしてくださったようで、さらに素敵な時間となりました。。

あとは卒業生の見送りです。例年は在校生の1~8年生全員で見送るのですが、今年は中学生だけです。しかしこの見送りも「さみしい卒業式なんて言わせない」の一心で盛り上げます。卒業生と保護者の方々をさくらホールに案内すると、そこには特設バンドが。まずは小学校の時に卒業生を担任した有田先生の歌で出迎えます。9年主任の義仲先生が、卒業生に楽しんでもらうために練習したことを伝え、小学校の時に担任をした岡村先生や中学校の先生を中心に2曲を演奏しました。想いを込めて熱唱する先生の姿に涙する卒業生の姿もありました。


こういうことができるもの、今年だけだと思います。また、中学生の卒業を、小学校の時の先生が盛り上げてくれるのも、小中一貫校ならではのことです。最後にみんなで一緒に記念写真を撮りました。

突然の臨時休校で、友達と過ごす卒業前の大切な時間を奪われた卒業生に、学校生活最後の一日を、今年しかできないことでいっぱいにした1日になったと思います。若桜学園を巣立つ15人の卒業生のこれからの人生に、幸多からんことを祈ります。