12月の俳句
2019年1月10日 09時55分今月は<岸本賞>です。
サンタさん ゆめもいっしょに 届けてく
4年 谷口 真和
クリスマスの日はプレゼントが楽しみでわくわくしますよね。そのわくわくが『ゆめもいっしょに』という言葉によくあらわれています。また、みんなが寝静まり、楽しみな気持ちが夢にまで出てくる、その夢を見せてくれるのがサンタさんなんだなあ、と想像できる一句です。
しんとした 澄んだ空気と 除夜の鐘
7年 小林 愛実
今年の大みそかも寒かったですね。その寒さを『しんとした』という言葉でとてもよく表現してあります。また、『しんとした澄んだ空気』でピンと張りつめた美しい空気が感じ取られ、その空気の中、おごそかに鳴り響く除夜の鐘の音がとても対照的で気持ちの良い一句です。
今年こそ 寝ずに聞くぞと 除夜の鐘
8年 山口 来華
これも除夜の鐘をテーマにした一句。しかし、印象が全然違い、こちらは聞きたくてしょうがない!という思いが感じ取られます。生活リズムが正しい人にとっては、午前0時に鳴る除夜の鐘は眠たくて眠たくて…。今年は聞けましたか?