合同学習
2021年5月12日 16時43分若桜学園では、異なる学年が一緒になって学習することがあります。4月下旬の理科の授業では、7年生と9年生が理科室で一緒に学習していました。
この日の授業では、9年生が7年生に顕微鏡を使って水の中にいるものを調べる方法を教えていました。1時間の授業のねらいや流れを理解したら、そこから先は先生は見守るだけで、すべて9年生にまかされます。顕微鏡の使い方や、どのようなことに気を付けながら調べていくのかを、一人一人の9年生が7年生に教えていきます。7年生は、9年生に導かれながら、自分一人で顕微鏡が使えるようになりました。実は9年生も、7年生の時に同じ授業でその時の9年生に教えてもらったことがあります。それから2年が過ぎて、今度は自分が教える立場になったのです。だれにも頼らず一人一人が責任を持って教えることで、9年生にも確かな力がついていきます。このような学習ができるのも、1学年の人数が15名前後という少人数という恵まれた環境があるからです。
授業の最後に、9年生が時間を測って、7年生が時間内に顕微鏡を使って調べることができるのかをテストしていました。この1時間の授業の中で、7年生も9年生もとても成長したように思います。