1月9日(火)に、3学期の始業式が行われました。寒い朝でしたが、会場のさくらホールは暖房で温められており、元気な校歌の歌声が響きました。能登半島の地震により、今日始業式を迎えるはずの学校が再開できていない状況の中、こうして3学期を迎えることができることの意味を考えずにはいられません。子どもたちにもこのことについて話をしましたが、皆それぞれにしっかり受け止めて考えてくれたことと思います。3学期は次の1年につながる大切な学期であることも認識し、子どもたちと共に頑張っていきたいと思います。
谷口一真くんの撮った写真が、若桜町のたくみの館で1月4日から「僕の青写真」として展示されています。谷口くんは本校の卒業生で、県美術展覧会で入選したり、県高校写真展でも最優秀賞を受賞したりしています。若桜学園を卒業し、自分のよさを生かして頑張れることを見つけ活躍している卒業生がいることは、とてもすばらしいことだと思います。若桜の子どもたちが、在学中にたくさんのことを経験し、自分の特徴を理解し、将来進む道を見つけて大きく羽ばたいてほしいと思います。

9年生は、1年前に上川若桜町長様から若桜町のまちづくりのことについてお話を聞き、それから若桜まちおこしプロジェクトに取り組んできました。この取り組みの一部は、若桜駅のretroでの氷ノ山夏イチゴスムージーや町内飲食店のふるーるでのシカそぼろ丼の開発などで新聞やテレビで報道されてきました。そして12月21日(水)に、上川町長様や盛田教育長様、役場の担当課長様にこの1年間の取り組みの経過と成果を報告しました。そしてその時の様子が、12月27日(水)の日本海新聞に掲載されました。若桜町の活性化について取り組んできたことで、ふるさと若桜のことを深く理解し、よりいっそう大切に思う気持ちが強くなったようです。この9年生の取り組みを次の学年に引き継いでいくことができればと思っています。

12月22日(金)に、2学期の終業式を行いました。終業式の前に表彰伝達を行いましたが、体育・文化の両面でたくさんの表彰を受けていましたので、少し時間がかかりましたが、表彰伝達を受ける子どもたちの大きな返事がさくらホールいっぱいに響き、とてもいい雰囲気でした。始業式では、昨年度はできなかった校歌斉唱ができ、いろいろなことが制限されていた昨年度のことを思い出すとともに、みんながそろって歌えることのありがたさを感じました。終業式のあと、各学年と生徒会執行部の代表が、2学期の振り返りをみんなの前で発表しました。緊張したと思いますが、大きな声でしっかりとした発表をすることができました。この会場となったさくらホールは、今日の寒さに影響されず、しっかり暖房で温められていて、子どもたちが元気よく活動ができる環境だったと思います。明日から始まる17日間の冬休みは、1年の終わりと新しい年を迎えるという節目となりますので、充実した日々を送れるよう頑張ってほしいと思います。また9年生は、3学期の始業式までに多くの人が受験に臨みますので、力を出し切ってほしいと思います。
9年生がいよいよ本格的に入試シーズンに入るこの時期、8年生に受験対策問題集が配られています。今年も5教科(国社数理英)の受験対策問題集を配布し、8年生にこれを使って受験勉強をする方法を確認しました。この受験対策問題集には、各教科の中学校3年間で学習する内容がすべて含まれており、さらには受験対策のページも含まれています。これから高校入試まで、家庭学習で計画的に進めていき、しっかり力をつけてほしいと思います。なお、この問題集もすべて町費で賄われ、保護者の負担はありません。町民が受験生を応援していることに感謝し、頑張ってほしいと思います。

