感謝の気持ちを込めて
2022年3月24日 10時41分3月24日(木)は、今年度最後の日でした。体育館で修了式をした後、校舎内を回っていると下足場にぞうきんを持っている児童がいました。何をしているのかと思ったら、自分たちの学年が使った下足入れをぞうきんできれいにしていました。きちんときれいにして次の学年に渡そうという気持ちが感じられ、とてもうれしくなりました。
3月24日(木)は、今年度最後の日でした。体育館で修了式をした後、校舎内を回っていると下足場にぞうきんを持っている児童がいました。何をしているのかと思ったら、自分たちの学年が使った下足入れをぞうきんできれいにしていました。きちんときれいにして次の学年に渡そうという気持ちが感じられ、とてもうれしくなりました。
校長室の入り口で トン トン トンと音がするので見てみると、1年生の訪問者が2人立っていました。そして「サプライズです」とお手紙をくれました。お手紙には「校ちょう先生へ まいあさえがおで、あいさつをしてくださって、ありがとうございます。校ちょう先生とあいさつをすると がんばるぞという気もちになります。これからもよろしくおねがいします。」と書いてありました。手紙を持ってきてくれた2人は、毎朝とても元気なあいさつをしてくれます。私の方が元気づけられていたくらいです。「来年は、入学してくる1年生に、元気なあいさつを教えてあげてね」と言って、手紙のお礼も伝えました。とてもうれしい訪問者でした。
若桜学園では、前期ブロック(1~4年生)、中期ブロック(5~7年生)、後期ブロック(7,8年生)の3ブロック制にしています。そして次のブロックに進むときに立志式を行っています。今年は、3月18日(金)に立志式を行いました。会場のさくらホールには、立志の言葉を述べる4年生と7年生、そして来年立志式を迎える3年生と6年生、そして保護者の方に入っていただき、それ以外の学年は教室からのリモート参加となりました。
4年生と7年生は、この日の発表に向けて、どんな内容にするのか何度も考え、繰り返し発表練習をしてきました。さくらホールいっぱいに響き渡る発表は、それを実行しようという強い気持ちが表れていました。この発表を聞かれた保護者の皆さまも、お子様の成長を感じていただけたと思います。4月からは次のブロックに進み、さらに大きくたくましく成長してほしいと思います。
3月のある日、若桜学園の情報処理室の入り口に、ゲームセンターの看板がかかっていました。部屋の中をのぞいてみると、前期ブロックの児童がパソコンに向かって楽しそうにゲームをしています。順番待ちをしながらいろいろなゲームを楽しんでいるのですが、よく見ると8年生がゲームの仕方を教えているようです。
実は、このゲームは、8年生がプログラミング学習で作成したものです。せっかくゲームを作ったので、それを使ってみんなに楽しんでもらおうということで、昼休みにゲームセンターを開いたのだそうです。お兄さん、お姉さんが作ったゲームで遊ぶことで、自分たちも勉強を頑張ればこういうものを作ることができるんだということが伝わればと思います。小学生のうちから中学生の学習の成果に触れることができるのも、小中一貫校の特徴だと思います。
この冬の大雪で、校庭に雪がしっかりと積もりました。この雪が解けないまま入学式を迎えるのかと心配していましたが、最近の陽気と降雨により、校庭の雪がみるみる解けていきました。そしてその校庭に、元気な声がもどってきました。まだところどころに雪が残っているのですが、そんなことは気にせずに元気にボールを追いかけています。若桜学園にもようやく春が来ました。
3月14日の全校集会は、リモートで行いました。
この日は、児童生徒会執行部のお話と、各学年の振り返りが行われました。
児童生徒会執行部のお話では、児童生徒会長の中田陽斗くんが
「皆さん、おはようございます。先週は、9年生を送る会と卒業式がありました。皆さんは、9年生の方々に感謝の気持ちを伝えることができましたか?僕は、9年生への感謝のメッセージは、9年生を送る会、そして卒業式を通して、9年生に届けることができたと思います。色別活動や部活動で僕たちを支えてくれた9年生が卒業された今、今度は僕たちが、先輩方が作ってこられた若桜学園の伝統と意思を引き継ぎます。そしてこれからも、全校児童生徒全員で、より良い学園づくりをしていきましょう。」
と呼びかけました。
9年生が卒業してさみしい気持ちもあるのですが、こうして次に向かって進んでいく児童生徒会のメンバーに頼もしさを感じました。
3月18日(金)に第10回若桜学園卒業証書授与式が行われました。昨年度は中学生がさくらホールで、小学生は教室からのリモートという形での卒業式でしたが、今年は5年生以上(中・後期ブロック)がさくらホールで、1~4年生(前期ブロック)は教室からのリモートという形にしました。できれば全校の児童・生徒で卒業生を見送りたいのですが、保護者の方を1家庭一人というような制限をしないようにするために、前期ブロックの児童は教室からの参加となりました。
また、いつもお世話になっている町関係者の皆様を来賓としてお迎えしたいところですが、これにも制限があり、上川町長様のみとなりました。
卒業式もできるだけ短くするようにしなければならないのですが、若桜学園では一人ずつに卒業証書を渡しています。そして卒業にあたっての自分の思いや決意を述べる時間を設けています。これは、卒業という大きな節目を経験することを通して、広い世界で羽ばたく決意を固め、今まで身につけたことを生かして活躍してほしいという願いからです。
卒業式の後の合唱は、各自が家で練習して準備をしてきたものを発表してくれました。合唱練習ができない中でしたので大変だったと思いますが、思いのこもった素晴らしい合唱でした。若桜学園を巣立っていった卒業生の前途に幸多からんことを祈っています。
わかさ生涯学習情報館から卒業生に本が贈呈されました。これは、毎年行われているもので、卒業生が自分が欲しい本を選び、卒業記念にいただくものです。9年生を送る会の中で、山本館長から卒業生の代表の青木くんに本が贈られました。記念の本として、ずっと大切にしてほしいと思います。
3月10日(木)に、9年生を送る会がありました。1~4年生は、教室でリモート参加となりましたが、明日の卒業式を前にして、児童・生徒会執行部が中心となって会を開いてくれました。1年生から6年生が作ってくれたお祝メッセージビデオや、中学生の部活ごとのビデオを見て、会場は温かい雰囲気に包まれました。
そのあと、9年間の学園生活をまとめたビデオを見ました。小中一貫校の若桜学園では、思い出ビデオの写真が小学1年生からのものとなりますので、思い出の厚みが違います。幼かったころのことが思い出されたり、忘れていたいろいろな出来事をなつかしがったりして、9年間一緒に過ごした仲間との楽しい時間を過ごしました。最後にみんなでくす玉を割って、9年生を送る会はお開きとなりました。この会を開いてくれた児童生徒会のみなさん、ビデオを作ってくれた在校生のみなさん、本当にありがとうございました。
2階の図書室の前の廊下に、「歴史小説を読んでみよう!」というコーナーが設置され、本の紹介がしてあります。読書の量も大切ですが、いろいろなジャンルの本に接することも心を豊かにしてくれると思います。朝の読書の時間をきっかけに、いろいろなジャンルの本に触れてほしいと思います。