電気科

目標
 
 現代社会において、「電気」の担う役割は多く、幅広い分野で、電気の技術者が必要とされています。どんな仕事でも、製品を作ったり、モノを動かしたりする時でも、電気の知識や技術を使うからです。
 
 「強電」から「弱電」まで電気・電子に関わる基礎的な知識・技術を中心に、コンピュータ、機械制御の分野まで幅広く学習し、実践的な技術を身につけた人材の育成を図ります。
 
 
学習内容
  1. 強電分野:現在の社会に必要不可欠は、電気エネルギーについて、電気の発生から電気の受け渡し、電力の利用などの関連技術を総合的に学習します。
  2. 弱電分野:コンピュータ利用技術やメディアリテラシーの取得と、計測及び制御等の実践的な技術について学習します。

掲示板

R3年度電気科課題研究計画

2021年8月16日 14時32分 [管理人]
R3年度の課題研究について、テーマごとに計画を作成しました。
R3年度電気科課題研究計画.pdf
(更新:2021年8月16日 14時43分)
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R3年度電気科課題研究計画
2021-08-16 [管理人]
R3年度の課題研究について、テーマごとに計画を作成しました。
R3年度電気科課題研究計画.pdf

日誌

各種表彰式が行われました。

2024年3月4日 09時24分

 卒業式前日の2月29日、体育館で全校生徒の前卒業生への各種表彰式が行われました。
 電気科の生徒も多くの表彰・顕彰をいただきました。
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 電気・情報関連学科表彰、米子商工会議所優秀学生表彰
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 二つの団体から、それぞれ一名が表彰されました。
 
 ジュニアマイスター顕彰
      (公益社団法人全国工業高等学校長協会)
 社会が求める専門的な資格・知識をもつ生徒の輩出を目的として、社会、大学、企業に向けた工業高校の評価向上を目指して設立されたものです。
 将来の仕事や学業に必要と考えられる「国家職業資格」や各種「検定」の取得実績、各種「コンテスト」の入賞実績を、「全国工業高等学校長協会」が認定してポイント化、生徒が在学中に取得したものに対して得られたポイントの合計によって『ジュニアマイスターゴールド』『ジュニアマイスターシルバー』、『ジュニアマイスターブロンズ』の称号が贈られます。
 ジュニアマイスター ゴールド 2名
 ジュニアマイスター シルバー 2名
 ジュニアマイスター ブロンズ 6名
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 計10名が、「認定証」をいただきました。
      
 鳥取県職業教育技術顕彰 (鳥取県)
 鳥取県立高校在籍の生徒の、「職業資格取得の奨励」、「技術・技能の習熟」、「目的意識向上」、「学校生活での活力維持」、「職業教育振興」などを目的として制定されている鳥取県独自の顕彰制度です。取得した資格の難易度により、1種目、または2種目で顕彰されます。
 毎年電気科の生徒は、「第2種電気工事士」と「危険物取扱者 乙種第4類」の2種目取得で顕彰されることが多いですが、「第2種電気工事士」と「2級電気工事施工管理技術検定」、「第2種電気工事士」と「リスニング英語検定2級」など様々な組み合わせでの顕彰がみられました。いろいろな頑張り方があります。
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   本年度顕彰者 8名
 
 3月1日、3年生は本校を巣立って行きました。
 この卒業性は、1、2年生の2年間新型コロナウイルス禍のもとで翻弄された高校生活を送りましたが、その中でもしっかりと成果を出してくれました。
  4月からはそれぞれの就職先、進学先での新しい生活が始まることになります。コロナ禍を乗り切った強い心と部活動などで鍛えた身体、座学や実習で研いた技術と技能、それぞれを持って、これからの新しい生活に挑んで欲しいと願います。

電気工事業界理解促進交流研修会 (7/14)

2023年7月14日 16時24分

 7/14の午後の時間を使って、鳥取県電気工事業工業組合様より20余名の方にお越しいただき、「電気工事業界理解促進交流研修会」を実施しました。
 本校からは、電気科の2年生が参加、3部構成でおこないました。
 第1部では実際の電気工事を高校生が見学しているところのビデオを見せていただきました。
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 第2部では、約一週間後に迫った「第二種電気工事士 技能試験」に向けて、候補課題を一部簡略化したものについて指導をいただきながら、実際に施工してみました。
 完成品の点灯試験も行いましたが無事に灯りが点きました。
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      指導をしていただきながら、一人ずつ施工を行いました。
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  きちんと灯りが点きました。

 第3部では、グループごとの「意見交換会」として、生徒から「電気工事業界に対して持っていいるイメージ」を聞き、それに対して現在実際の仕事現場の状況などをお話いただきました。

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 最後に生徒を代表して、室長からお礼と今後の決意表明をしてもらいました。
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                                                                                                最後に全員での、記念撮影です。

 まだまだ進路について考えることの少ない2年生ですが、これを機会として自分の進路を考え、地元のインフラを守る電気工事の仕事も選択の一つとして考えて欲しいと思いました。
 

1年生の実習が始まりました。(4/25)

2023年4月26日 15時41分

入学式から2週間。
1年生もそろそろ学校に慣れてきた頃ではないでしょうか。

工業(専門)高校独自の授業としての、「実習(工業技術基礎)」がいよいよ始まりました。
電気科としては大事な、「電気工事士」合格に向けての技術を身に付けるための「電気工事実習」の第一回目です。
今回は第一回目ということで、基礎となるケーブル(電線)の「被覆剥き」、灯の器具に電線を取り付けるために必要な「輪づくり」を行いました。

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慣れないナイフの取り扱いにも注意しながら、怪我をすることもなく初めての実習を終えました。

【電気科】出前授業

2023年2月22日 09時07分

 2月20日(月)、加茂中学校で2年生対象に「出前授業」を行いました。

 今回のテーマは『電流と磁界の力』。準備した道具類は、電池・磁石・銅線・ペンチ。本校生徒3名が優秀な助手として、中学生のみなさんに試行錯誤していただきました。

 出前授業は中学生に「電気に興味を持って欲しい」ことが目的ですが、本校生徒にとっては「伝える側」を体験する貴重な機会となっています。短い時間ではありましたが、有意義な時間となりました。

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【電気科】ジュニアマイスター 理事長賞 受賞

2022年3月3日 10時57分

 卒業式を終え、三年生を送りだした後に朗報が入ってきました。

 数々の資格取得・検定合格をし、ジュニアマイスター特別表彰を受けた”森田 夢空”さんが、全国でも数名の「全国工業高等学校長協会理事長賞」として楯を授与されました。
 長年本校に勤務の先生方も、口々に「初めて聞いた」と言うことでしたので、本校の歴史の中でも初めての授与ではないかと思われます。

 3/3改めて、本校校長先生から授与いただきました。
  
 
 本年度卒業した3年生はコロナに翻弄された高校生活を過ごしたのですが、彼女も含めた多くの生徒がそのような状況下でも、「資格取得」、「部活動」、「進学」、「就職」、様々な分野で多くの成果を上げてきました。
 進学、就職、それぞれの進路先で頑張ってください。

【電気科】各種表彰(R03年度)

2022年3月2日 11時32分

 卒業式を週明けに控えた2月28日、卒業生への各種表彰式が体育館で行われました。電気科の生徒も多くの表彰・顕彰をいただきました
 
 電気・情報関連学科表彰
 米子商工会議所優秀学生表彰
 鳥取県高等学校体育連盟表彰
 
 
 各団体から、それぞれ1名が表彰されました。
 
 ジュニアマイスター顕彰
      (公益社団法人全国工業高等学校長協会)
 社会が求める専門的な資格・知識をもつ生徒の輩出を目的として、社会、大学、企業に向けた工業高校の評価向上を目指して設立されたものです。
 将来の仕事や学業に必要と考えられる「国家職業資格」や各種「検定」の取得実績、各種「コンテスト」の入賞実績を、「全国工業高等学校長協会」が認定してポイント化、生徒が在学中に取得したものに対して得られたポイントの合計によって『ジュニアマイスターブロンズ』『ジュニアマイスターシルバー』、『ジュニアマイスターゴールド』、『ジュニアマイスター特別表彰』の称号が贈られます。
  ジュニアマイスター特別表彰  1名
  ジュニアマイスター ゴールド 2名(特別表彰1名含)
  ジュニアマイスター シルバー 3名
  ジュニアマイスター ブロンズ 5名
 
  計10名が、「認定証」をいただきました。
  
特別表彰            
  
ゴールド
  
シルバー
  
 ブロンズ
  
     
 鳥取県職業教育技術顕彰 (鳥取県)
 鳥取県立高校在籍の生徒の、「職業資格取得の奨励」、「技術・技能の習熟」、「目的意識向上」、「学校生活での活力維持」、「職業教育振興」などを目的として制定されている鳥取県独自の顕彰制度です。取得した資格の難易度により、1種目、または2種目で顕彰されます。
 毎年電気科の生徒は、「第2種電気工事士」と「危険物取扱者 乙種第4類」の2種目取得で顕彰されることが多いです。しかしながら、本年度は、難関の「第3種電気主任技術者」取得者や、「第2種電気工事士」と「2級電気工事施工管理技術検定」、「第2種電気工事士」と「リスニング英語検定2級」など様々な組み合わせでの顕彰がみられました。いろいろな頑張り方があるということです。
 
   本年度顕彰者 9名

 このような彰状をいただきました。 
     職業教育技術顕彰
 
 3月1日、3年生は本校を卒業していきました。
 4月からはそれぞれの就職先、進学先での新しい生活が始まることになります。
 新型コロナウイルス感染症に翻弄された高校生活を送った3年生でしたが、その中でもしっかりと成果を出してくれました。
 コロナ禍を乗り切った強い心、鍛えた身体、研いた技術と技能、それぞれを持って、新しい生活に挑んでほしいものです。

【電気科】三冠王?

2022年2月4日 17時25分

 すでにほかのところでも紹介はしていますが、本校3年生が電気の工事・保守に関わる国家資格「第三種電気主任技術者」、「2級電気工事施工管理技士補」を取得、「第一種電気工事士」試験に合格しました。
 野球に例えると、「三冠王」といえるような偉業です。

  

 「2級電気工事施工管理技術検定」のページでも触れていますが、今年の3年生はコロナ禍の影響で2年生の時に受験できなかった資格試験もありました。そのため彼女は今年だけで、「第三種電気主任技術者」、「第一種電気工事士」、「2級電気工事施工管理技士補」の勉強を並行して進めて、見事に三つの試験に合格しました。

 4月からは企業で働くことになりますが、この「合格」を勝ち取るために頑張ってきた「努力」をこれからも続けて、社会に役立つ仕事をして欲しいと思います。

「第三種電気主任技術者」 に関してはこちらをご覧ください。
https://torikyo.osws.jp/yonagoko-h/index.php?key=bbz9p3qij-39#_39

「第一種電気工事士」 に関してはこちらをご覧ください。
https://torikyo.osws.jp/yonagoko-h/index.php?key=bb3cemyfz-39#_39

「2級電気工事施工管理技術検定」 に関してはこちらをご覧ください。
https://torikyo.osws.jp/yonagoko-h/index.php?key=bbo4i36a0-39#_39

【電気科】第3種電気主任技術者 2021年度結果

2022年2月4日 17時16分

 電気科の生徒が挑戦する中で、最も難しい資格と言えます。

 簡単に言うと、一般家庭とは違い大量の電気を必要する、ビルや工場等「高圧電気の管理・保全をするため」の資格です。
 ビルや工場では高い電圧で電気を一括仕入れし施設ごとの「電気室」で用途に適した電圧に変えてから、必要な場所に配って利用しています。
 そのような施設の電気工事を行うには「第1種電気工事士」の資格が必要ですが、その保安・監督つまり、「電気設備が適切に運用できるか」、「安全面に問題がないか」をチェックする仕事をするのに必要な資格が「第3種電気主任技術者」です。電気設備保安監督のスペシャリストであり、「そこに建物があって」、「電気を使用している」限り、電気主任技術者は必要とされるのです。
 試験は「筆記」だけですが、「理論」、「電力」、「機械」、「法規」の四科目、一日がかりの試験です。

 昨年9月1日(日)に松江市で試験があり、10月中旬に合試験結果が発表、先日合格証が届きました。

 3年生 1名 合 格

 
 
 
 高校在学中の取得はなかなか難しい資格なのですが、一昨年から一年あけての合格(免状取得)ということになりました。本校では、この四年間に三名が取得しています。

 4月から企業で働くことになりますが、この「免状」を取得するために頑張った「努力」を活かし、社会に役立つ仕事をして欲しいと思います。

 これまでの合格者数は、「 資格取得(第三種電気主任技術者) 
  https://torikyo.osws.jp/yonagoko-h/index.php?key=bbz9p3qij-39#_39
 をご覧ください。

【電気科】2級電気工事施工管理技術検定 2021年度結果

2022年2月4日 16時47分

 一般住宅等100ボルト、200ボルトという低い電圧を扱う電気工事は「第二種電気工事士」の資格が、またビルや工場など、6、600ボルト、またそれ以上の高い電圧の電気を一括仕入れ、自分のところで用途に適した電圧に変えてから必要な場所に配って利用しているような事業場等の電気工事は「第一種電気工事士」の資格がなければできません。

 電気工事のない建物はほぼありませんが、電気工事はある程度建物ができあがっていないと始められません。この「電気工事施工管理技士」という資格は、施工(設計図等に基づいて工事の計画を立てて、工事を行う)をするとき、早く、良い工事が、安全にできるように、「工程」の管理、「品質」の管理、「安全」の管理などを行う仕事です。
 このように、電気科で取り組んでいる資格のほとんどは、「この資格を持っていない人は、その仕事ができないというものです。

 電気工事を実際に行う「電気工事士」と管理を行う「電気工事施工管理技士」が協力して進めていかないと、良い工事にはなりません。

 例年、2年生の時に第一種電気工事士に合格した生徒が3年生で受験するのですが、本年度の3年生はまだ第一種電気工事士を受験していませんでした。
(このようなところにもコロナの影響はでています。昨年度の第二種電気工事士は6、7月の試験が中止され、現3年生は10月、12月で受験したので第一種電気工事士の受験ができませんでした。)
 今回、この試験を受験する生徒は、全員が第一種電気工事士との同時受験となり、しんどかったと思います。

 一次試験は昨年11月に受験、このたび合格発表があり、3名合格を果たし、2級電気工事施工管理技士補を取得しました(高校生では一次試験しか受験できませんので、電気工事施工管理技士ではなく、電気工事施工管理技士補”となります。)

 この後、必要な仕事の経験を積んだうえで「二次試験」に合格すると、
2級電気工事施工管理技士」の資格が取得できます。
 
  

 これまでの合格者数は、「 資格取得(2級電気工事施工管理技術検定) 
  https://torikyo.osws.jp/yonagoko-h/index.php?key=bbo4i36a0-39#_39
 をご覧ください。

【電気科】令和3年度課題研究発表会を実施しました。

2022年2月4日 15時59分

 去る1月17日(月)、午後の三限を使って3年生の「電気科 課題研究発表会」を行いました。これは、3年生が1年間、テーマごとの6つの班に分かれて取り組んだ内容を生徒の前で発表するものです。
 
昨年に続きコロナ対策として3年生は椅子を離して座った発表会場で、来年取り組む2年生は発表会場と Google meet で繋いだ教室で、それぞれの場所で6テーマ全てを聞いてもらいました。

 
 
 3年生は、
クラスメート全員の前での発表です。デモンストレーションのある発表は、聞いている生徒の反応も上々です。
 
 
 
 2年生は、教室でオンライン聴講です。

1)LEDを用いた電子工作 班
 LED(発光ダイオード)を使って、実際に使用される、役に立つものを製作しました。
 ここ数年は、バスケットボールの試合で使用する「ボールポゼション表示」に警告音を鳴らす「ホーン」の機能を組み入れた機器を製作しています。
 毎年改良品を作成、様々な会場で使っていただいていますので、故障や破損が生じます。これらを修理するのも大事な役割の一つです。
 ここ数年は、実際に試合で使っていただいた感想をもとに、改良を加えた新製品を製作しています。今年はLED取り付けの作業効率の向上と、LEDの破損防止のために、ケース内にLEDを埋め込むことに挑戦、他にも使い勝手を考えて細かな改良を加えました。
 
 
  
 大きくは「新製品開発」チームと「従来品修理」チームで活動してきました。
  
  
 毎年使っていただいた意見を元に改良を加えています。 

 完成した製品は、実際に西部地区のバスケットボールの試合で使っていただき、好評でした。

2)電気自動車の製作 班
 皆さんの周りにも「電気自動車」が走っていませんか?
 様々な理由で、ガソリン車の方が著しい普及を見せましたが、実は初めての電気自動車はガソリン自動車よりも前に作られていたくらい歴史が古いんです。
 

 電気科では昨年度から、実際に自分たちを乗せて走ることのできる「電気自動車」の製作に挑戦しています。卒業した先輩たちは、自分たちの手で実際にモータのコイルを巻いたり、合板を切ったり、穴をあけたり、接着したりと、毎回木くずにまみれながら取り組みました。タイヤやブレーキなど、簡単に作ることのできない部品は市販のものを使う等の工夫も行い、モータや車体の大部分を形にしてくれ、卒業しました。しかし、モータの歯車とタイヤを取り付けた車軸がスリップしてしまい、実際に走らせることはできませんでした。
 
 今年の3年生はその後を引き継ぎ、様々なところを改良、年末には実際に人を乗せての試走ができるところまで、持ってきました。

 ブレーキは市販の自転車の物を使用、ペダルを工夫しました。
  
 ステアリング(前輪の舵を取る機構)が重すぎてハンドルを動かすことができなかったところも、改善しました。
 
  
 安全な動作ができるように、市販の部品を補助装置として使いながら、改良してきました。
 

 まだまだたくさんの課題がありますが、来年取り組む新3年生には、その課題の達成、さらなる改善をして欲しいところです。

3)E科的アプリケーション開発 班
 「電気科(E科)の目線、視点から、学校生活が“ちょっとだけ”楽しくなる、便利になるアプリケーションを開発する。」をテーマに、アイデア出しから制作までを行いました。
 制作は予想以上に難航し、制作途中で無念の時間切れ。携わったメンバーたちは「来年に期待」と強いメッセージを残して発表会を閉じました。

 
 
  
 これまで考えてみたこともなかった、「仕事の進め方」にも近いことにも、いろいろ取り組んできました。

◆各班のアプリ(アイデア)紹介◆
 1)田舎にオシャレさんを増やすアプリ
 2)遅刻ガチャ(ガチャにより遅刻を予防するアプリ)
 3)GOみステイション(地域をきれいにする啓発アプリ)

     
 「GOみステイション」(地域をきれいにする啓発アプリ)の動作イメージです。

 実際にアプリ開発・制作に携わり、自分たちに何ができるかを考える良い機会となりました。

4)テクノボランティア 班            
 学校内の各部屋のエアコンフィルター掃除、ケーブルラックの掃除、照明器具の掃除など、通常の掃除時間ではできないことに取り組みました。
 
 
  
 
 普段掃除が行き届かないところは、汚れていることに改めて気づきました。

 また2学期は、近隣住宅へ出かけての電気設備の確認・点検や掃除など要望に応えられるように作業をしました。
 それぞれの家庭で喜んでいただき、気持ちよく作業をすることができました。

5)Arduinoで電子工作 班
 「Arduinoマイコン」を用いて電子工作をしました。
  
  

 具体的には、8×8ドットのマトリクスLEDで文字を表示させるものと、音声ファイルを再生するデバイスを制御して来客に反応してメッセージ音声を流すシステムの2種類の作成をしました。
 
 
 8×8=64個のLEDを制御して、文字や顔を表示してみました。

  
  二つのセンサーのどちらが先に反応したかから入室・退出を検出し、
入室時には「いらっしゃいませ」、退出時には「ありがとうございました」を発生します。
 現在、米工(米子工業高校)図書室においてもらっています。

 生徒は、基板にデバイスを取り付けるところから、プログラミング、作品完成まで、一連の流れを体験し、制御の実際を学びました。
 なかなか思った通りに動かないのですが、試行錯誤しながらも思った通りに動いたときには感動があります。

6)競技用ロボットの製作 班
 第31回全国産業教育フェア「さんフェア埼玉2021」の中で行われた「第29回全国高等学校ロボット競技大会」に参加しました。
 生徒は、大会に行けることを目指して、夏休みに出てきたり、放課後に残ったりして、一台で人による操縦と自立走行の両方ができるロボットを製作してきました。
  
 このように頑張ってきた生徒たちでしたが、こちらもコロナ禍のため集合開催は見送られ、モチベーションが下がってしまいました。それでも大会中止ではなく、学校内で撮影した模擬競技のビデオを送ってのオンライン開催となり、改めて頑張る姿が見られました。
 今回は公開されたビデオを各学校で見て優れていると思う学校に投票、投票数の多いチーム(学校)が一次審査、二次審査と勝ち上がっていくやり方でした。
 これまでの大会では予選を突破することができませんでしたが、本年度ついに一次審査を通過し、結果「奨励賞」をいただくことができました。
  
  
 センサーの位置、角度など繊細な調整が必要です。

 発表の中では、審査用のビデオの再生もあり、バレーボールをパイプの上に乗せられたところでは、会場が沸き上がりました。
 
 バレーボールがパイプの上に乗った瞬間に思わずでたポーズまで残っています。

 38名の3年生が6つのチームに別れ、この一年を通してそれぞれのテーマで、「悩んだ」こと、「苦しんだ」こと、「考えた」こと、そしてたどり着いたどうしたら「解決」できるのか、積み重ねた様々な経験を積んできました。
 これらの経験が、これから社会にでていく彼らの未来に、少しでも役立つことを祈ります。