日誌

1年生進路LHR~キャリアパスポート~

2022年10月19日 14時43分

 本校では1年生の進路LHRにて、4月から米子工業高等学校オリジナルの“高校生版キャリア・パスポート”を活用し、キャリア教育を実施しています。「キャリア」とは仕事を中心とした生き方そのものだと言われています。高校時代に思い描きデザインしたキャリア(生き方)を未来へつなげるパスポートのようなものにしよう、そんな思いから生まれたキャリア・パスポートです。(写真下)

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 10月5日、10月19日の進路LHRは、STEP4~STEP5「ジョハリの窓」と「10年後の私を設計しよう」の2つのプログラムを各科教室で行いました。「ジョハリの窓」は自己分析をおこなう際に使用する心理学モデル(交流分析)のひとつ。「自分から見た自分」と「他人から見た自分」、2つの視点から自己理解をおこなうというものです。近年、就職の面接試験の際に「あなたは他人からどう思われていると思いますか?」「あなたはどんな性格だと友人から言われますか?」といった質問をされる企業が増えています。これは、受験者の“他者との関わり方”を知り、会社とのマッチングや職種に対する適性を見るのがねらいです。

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 (写真上)ジョハリの窓を4人グループに分かれて作成しています。対人関係における気づきから人間の心を「開かれた窓」「秘密の窓」「盲点の窓」「未知の窓」の4つの窓に切り分け、それぞれの窓に、“自分が認識している自分像”やグループのメンバーから言われた言葉(他人から見た自分像)を書き込んでいきます。そして、「自分をどのように開示するか?」「自分は気づいていないけれど他人にはどのように思われているか」「自分は知っているけど人には隠している部分はどこか?」と、メンバー同士で情報をシェアしていきました。ここで和気あいあいとした温かい雰囲気が作り出されます。誰でも自分では気づけなかった長所を他人から言ってもらえたら嬉しいものですね。

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 (写真上)次のステップは、「10年後の自分を設計しよう」です。キャリア・パスポートには6人のロールモデルが登場し様々な生き方が描かれています。その6人の中で誰の生き方に一番共感し、誰の生き方には共感できないか、そしてその理由を各グループに分かれてシェアし発表しました。その後、「自分だったらこう生きてみたい」という「10年後の私」を設計してみました。10年後は25~26歳。どこに住み、どこで仕事をし、誰と一緒にいるのか、そんなことをイメージしながらキャリアデザインを描いていきました。