「先生たち、2学期も勉強してるんですよ① 3年1組美術の授業」の巻
2023年10月3日 09時00分 湯梨浜中学校では、1学期に続き、2学期も素晴らしい授業づくりのために授業研究会を行っていきます。先週実施した授業研究会の様子を今後少しずつ紹介していきたいと思います。保護者の皆様には、この紹介を通じて本校が行っている協同学習という学習方法についての理解を深めていただければと思います。
本日紹介するのは、横濵先生がふるさと陶芸館で行った美術科陶芸の研究授業です。陶芸の授業は午前中4時間かけて行っていますが、研究授業はその1時間目の授業を公開されました。この時間の学習課題は「紐づくりの方法を知り、使いたいと思えるカップを作成しよう」でした。協同学習の大切な要素である生徒たちが興味を示しやすく分かりやすい学習課題だったと思います。最初に学習課題の説明、他クラスの生徒が作成したカップ(湯呑)の紹介、そして授業の流れの確認がありました。
生徒の最初の活動は、完成した陶芸作品を実際に手に持ち、その質感や持ちやすさなどを確認することから始まりました。
そして次は、いよいよ粘土が配布され、その粘土を触ったりちぎったりしてその感触を味わいました。
ここからがいよいよカップ(湯呑)づくりの始まりです。最初はカップの台となる高台(湯呑の一番下の部分)をつくります。まずはろくろの上で粘土を丸くのばし、それを完全な円形に切り取ります。この完全な円形にする作業が大変で、生徒たちは班内でコツを教えあいながら作業を行っていました。これこそ協同学習です。
高台が完成したら、紐(ひも状の粘土)づくりです。
そして、作った紐を高台の上に重ねるとともに、高台、紐同士を接合して、カップの側面部を作っていきます。紐は5重に重ねることでカップの側面部が完成するそうです。接合の仕方、側面部の厚みなど、生徒同士で意見交換しながら作業は進んでいきました。
この写真のあたりで1時間目の授業は終了しました。ここからさらに、各自が工夫しながらカップ(湯呑)を完成させていきました。でき上った(焼く前の)カップについては以前の他クラスの様子を紹介したホームページを見ていただければと思います。