育友会

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                        ごあいさつ

                                           育友会会長 大西慶祐

 令和7年度育友会活動が始まりました!本年度も、益々のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 
◎育友会ブログは令和5年度をもって終了しました
 

育友会IBブログリレー!

2021年5月25日 18時38分

⑥ 「CAS」って何 ~地域コミュニティの中で成長~ CAS担当 木村敬子

 国際バカロレア(IB)のディプロマプログラム(DP)では、DP科目の「言語と文化」、「言語の習得」、「個人と社会」などの他、コア(核)科目であるCASを必修で行います。CASとは「Creativity(創造性)」「Activity(活動)」「Service(奉仕)」のことで、DPの中核です。CASは「IBの使命」や「IBの学習者像」の倫理原則に沿って、生徒が自己認識とアイデンティティを構築することを後押しします。CASは、創造的思考を伴う芸術などの活動に取り組む「Creativity」、健康的なライフスタイルの実践を促す身体的活動としての「Activity」、学習に有益であり、かつ無報酬で自発的な交流活動を行う「Service」の3つの要素で構成されています。これらの3つの要素は活動の中でさまざまに組み合わせることができます。   
 CASには正式な評価はありませんが、必要要件であるため、CASを行った記録・証拠の自己管理が必要です。また、CASにおいて達成しなければならないこととして、以下の5項目が挙げられます。
①DP開始から少なくとも18か月にわたって継続する(CASの活動を毎週1回以上継続して行う)
②定期的な活動とアドバイザーとのミーティングを行う(毎月数回行う)
③CASポートフォリオを作成する(記録・証拠を残す)
④CASステージを使用する(調査、準備、行動、振り返り、実証を行う)
⑤CASプロジェクトに取り組む(活動の中で、最低1つはロングプロジェクトを行う)ことが挙げられます。
 地域や世界には、自ら問いを立て、解決していくことが求められる場面が数多くあります。CASは授業時間外での活動がメインになり、興味関心や必要な学習、達成したい目標に応じた活動を自ら計画し、実行し、振り返りをしていきます。そのプロセスの中で、多様な文化の理解と尊重の精神を築き、新しい可能性を探り、新しい挑戦を行い、地域や世界のコミュニティの一員として大きな成長を遂げていきます。