1月8日(土)に鳥取県高等学校PTA研究会を倉吉交流プラザ視聴覚ホールで開催しました。県内高校のPTA、先生方など、約80名の参加があり、盛会なものとなりました。倉吉東高が幹事校で、中部地区の他高校と連携しながら準備と当日の運営を行いました。
研究会では、県会長挨拶のあと、県立美術館の尾崎館長からご講演をいただきました。
尾崎館長からは、県立美術館建設の背景や建物の特徴、収蔵作品の説明のほか、対話型鑑賞の取り組みや、県内小学生(4年生)をバスで美術館に無料招待していることなどの説明がありました。また、ご自身の経験を交えながら、若いときに美術に触れてほしいと熱を込めて話されました。
次に、企画展(The花鳥画 ー日本美術といきものたちー)を担当した山田学芸員から企画展の見どころについて説明がありました。鳥取画壇に優れた作品があることなどをわかりやすく説明していただきました。
講演終了後は、県立美術館に会場を移して、企画展と常設展を視察しました。講演を聞いた後でしたので、細部の表現の違いなど、これまで気づかなかった視点で鑑賞することができました。
準備、運営に御協力いただきました皆様、ありがとうございました。




10月31日(金)(午後6時30分~午後8時)倉吉体育文化会館中研修室にて人権学習講演会が実施されました。
「子どもの成長発達と向き合う~高校生・大学生・社会人・そして保護者として大切なこと~」を演題として、すおうメンタルクリニックの青木美紀さん(精神保健福祉士・介護福祉士)を講師にお招きし講演していただきました。
本校生徒の人権と心身の健康を守るために、そして若者と接する社会人としても有益な情報をご自分の体験とともに時間いっぱいお話ししてくださいました。
今回の講演を通して、子どものメンタルヘルスや発達障害、精神疾患について、まずは大人が正しい知識を持つことの大切さを改めて感じました。今まで誤った理解や偏見を持って生活していたかもしれないと恥ずかしく思いました。
思春期の子どもが自分のアイデンティティを確立していく過程では、心が不安定になりやすく、親や周囲の大人がどのように関わるかが重要だと学びました。親子でしっかりと話す時間を持ち、「何でも話せる関係性」をつくることが、子どもの安心や成長につながるということを実感しました。
また、学校や家庭、地域社会の中で、一人ひとりの特性に応じた合理的配慮を行い、相互理解を深めていくことが、人権を尊重する社会づくりの第一歩であると感じました。
今後は、今回学んだことを生かして、子どもの心のサインに気づき、寄り添う姿勢を大切にしていきたいと思います。子どもたちが安心して自分らしく成長できるよう、私たち大人が理解し支え合う環境づくりに努めていきたいです。


地域の方と一緒に朝のあいさつ「おはようございます!」
「秋の全国交通安全運動」期間に併せて、9月22日から30日までの間、「あいさつ・交通マナー運動」を行いました。
祝日を挟んだり、悪天候のため中止になった日もありましたが、地域の方々と一緒に多くの生徒さんとあいさつを交わしながら、登校時の様子を見守ることができました。笑顔とともにあいさつを受けたり、元気なあいさつを返してもらったり、ちゃんとヘルメット着けてるなと思ったり、乗車中のカゴにヘルメットがあったりと、生徒たちの朝のひとコマに悲喜交交でした。24日には、生徒会の皆さんも参加してくれました。朝はやくからあいさつ運動にご協力いただき、ありがとうございました。
今年も地域のたくさんの皆さんが生徒たちの登校を見守ってくださいました。
【参加者】
・健全育成委員の皆さん
・上灘地区の皆さん
・民生委員の皆さん
・青少年育成鳥取県民会議の皆さん
・地域交通安全活動推進委員の皆さん
・倉吉市役所(交通安全対策協議会)の皆さん
・倉吉警察署の皆さん
地域の皆さんのご協力は、私たち保護者や学校にとって、とても心強いことです。多くの方々からの「おはよう」という声かけで、自分たちが見守ってもらえているという安心感を感じてもらえたらと思います。毎日参加してくださった地域の方からは、日を追う毎にあいさつもヘルメット着用率もよくなってきたというお声をいただきました。
【参加者からの声】
・にこやかに挨拶してくれてうれしい。
・自発的、積極的に挨拶できている生徒が多くみられた。気持ちが良い。
・顔を見てちゃんと挨拶してくれる高校生が多くなった。
・年々、大きな声で挨拶してくれる子が増えたと思う。
・歩きスマホがほとんど見あたらなかったので良かった。
・交差点での、車・自転車・歩行者の一時不停止が危険だと思われる場面があった。
・交差点で左右の確認をせず、スピードを落とさず直進する生徒がいた。
・ヘルメットを着用しているが、あごひもをきちんと締めていない生徒がいた。
・自転車は左側通行。
・駐車場所のルールや駐車場でのマナーを守っていない送迎車がみられる。
改善すべき点もありますが、学校、家庭、地域、それぞれの場所で声かけを続けていくことが大事だと感じました。今後もこのような活動を通じて、生徒たちを見守っていきたいと思います。
生徒の皆さん、あいさつは気持ちいいものですね。地域でも、家でも、学校でも、「おはよう」の一言から、皆さんの素晴らしい一日が始まりますように。
楽しみにしていたスポーツ大会に早朝から雨が降り出し、残念ながら外の競技が中止になってしまいました。それでも、各競技の選手や応援する子たちの熱い盛り上がりが体育館から伝わってきました。
今回初の試みで、子どもたちのスポーツ大会で、エールを送ろうと企画した育友会によるおいしい応援‼メニューはいろいろご意見をいただき、決定したのが、フローズンフルーツサイダー&フローズンフルーツ・紅茶‼子どもたちを喜ばせたい思いで完成しました(笑)。
初の試みでしたが、ご協力いただいた保護者の方々のお陰で、段取りよく子どもたちに提供でき、大成功だったと思います。またサプライズで、子どもたちから育友会に感謝状を贈呈していただき、保護者みんながご褒美をいただいた気分になりました。
今回、さすが東高生!!と感心したことが、いくつかありました。まず前日の夕方、重たい冷蔵庫、たくさんのジュースの箱を運ぶのに、部活動中の子どもたちに一言声をかけたら、たくさんのお手伝い志願者が来てくれ、作業があっという間に終わり助かりました。そして当日は、「すごく美味しかったです。ありがとうございます。」と感謝の声をかけていく子どもたちがとても多く、大変嬉しく思いました。何より一番感心したことは、ごみ箱用に段ボールを8個並べていただけなのですが、そこにきちんとコップを重ねて捨ててある箱、スプーンだけを入れている箱と、何も言わなくてもみんなが綺麗にゴミを仕分けして捨ててくれていたことです。おかわりも含めた750個分のコップやスプーンがゴミ袋2袋に綺麗に片付きました。
最後に、お手伝いをしてくださった保護者さんから「子どもたちの青春の1ページを見させてもらい、貴重な時間でした。」とありました。なかなか高校生になると、保護者として高校生活に関わらせてもらうこともなくなるので、機会をいただいたことに、先生方に感謝だなと思いました。ありがとうございました。





いよいよスポーツ大会が26日(金)に開催されます。頑張っている生徒たちや教職員の皆様に、育友会から冷たくておいしい飲み物を提供します!サイダーか紅茶を選択してくださいね。

2025.8.26(火)18:30~19:30 大会議室
講師:倉吉市人権文化センター 中口諒子さん
演題:「人権学習と私」 たくさんの出会いから学んだこと
現在の部落差別について若者が語る内容に45分間最後の最後まで感動すら覚え、終始感心のしどうしでした。部落差別に繋げる切り口が斬新で、興味を惹きつけるお話しがとても魅力的でした。
例えば、日本刀や沖田総司や解体新書を書いた杉田玄白のお話しを目をキラキラさせて語られる中口さんのお人柄も考え方もステキで、もっともっと聞いていたかったです。
自分自身が気がつかなかっただけで理不尽な差別を受けていた。自分をみてみぬフリをしていた。と屈託なく語る彼女は、『もっと知ってもっと身近な問題として一緒に感じてほしい』という思いが溢れていました。
等身大の彼女のお話しを聞き、彼女をみていると、部落ということにこだわらず、人間としてアイデンティティを大切に、一人ひとりをみて、どう生きたいのかが大切なんだと語りかけてくれているようでした。
最後に部落差別や人権問題や他のことも問題意識をもってもらい、今後の人権教育の推進の取り組みのヒントにしてもらえたらうれしいと話されていました。
社会の一員である役割をつとめるには、私たちは何をすればいいのでしょうか?
お互いが自分の気持ちを声に出して、それぞれの暮らしの中で模索しながら、さまざまな問題に繰り返し向き合って、偏見や無関心を少しでも無くし、差別の実態を正しく理解し、知識を深める取り組みにエイッと飛び込んでみませんか?まずは、参加してみることが大切なのではないでしょうか。


◆第3回人権教育推進委員会
2025年8月26日(火)19:30~20:00
倉吉東高校 大会議室
◆今後の活動日程
①9月中旬 秋桜第1号発刊
②10月8日(水)13:20~15:20 公開人権教育LHR
③10月中旬 秋桜2号発刊
④10月31日(金)18:30~
育友会人権教育講演会
内容:精神障がいを持つ人へのサポート(仮)
講師:すおうメンタルクリニック精神保健福祉士 青木美紀さん
場所:倉吉体育文化会館
みなさんの参加を心よりお待ちしております。お願いします!
⑤11月中旬秋桜第3号発刊
次回第4回委員会は12月中旬18:30~
議題は、年間活動の振り返りと反省、次年度委員長と副委員長の選出、来年度の活動について
午後からは島根県内の高校生による活動発表と中四国内3校による研究発表及び協議が行われました。
大迫力の石見神楽の演舞に始まり、熱い情熱を感じるダンスパフォーマンス、魂を揺さぶられるような力強い出雲太鼓、どの発表も会場全体を魅了していました。
インタビューに答えてくれた高校生は「5歳から石見神楽を舞っています!」とのこと。新時代を進みながら、伝統芸能を継承する姿に深く心を打たれました。
研究発表では各県のPTAの皆さんが子ども達の為に本当に様々な工夫を凝らした活動をされていることに多くの刺激を受けました。
印象に残った発表のひとつに3月末、今治市で起こった林野火災を受け、防火防災避難訓練にドローン体験を取り入れ生徒がドローンの操作を体験することで防災への関心を高めているというものでした。
日頃薄れてしまいがちな防災意識ですがとても興味深い発表でした。
もうひとつ、人口減少問題を抱える隠岐高校の活動が印象に残りました。学校、PTA、地域が一体となって隠岐の魅力を再確認し、「行きたい高校に隠岐高校、一度島を出てもまた帰ってきたい隠岐島」にする活動をされています。私達も他人事ではないと身をつまされる思いがしました。
PTA活動は学校の中だけでなく、地域全体を巻き込み、多様なニーズに応えることが出来ると改めて感じました。育友会の活動もさらに充実させていきたいと思う実り多い一日でした。
参加させて頂きありがとうございました。