本年度は10月28日(火)に倉吉市人権文化センターで行われました。
開会式の後、高校生と大人が参加してボッチャを楽しみました。その次に部落解放全国高校生集会の参加者から報告があり、その後は部落差別問題についてのDVDを視聴して、これからの部落差別問題についてどう取り組めばよいか考えました。
昼食は中部地区隣保館協議会の方の協力を得て、豚汁と自分で握るおにぎりでした。結構好評でした。
午後は5つの分散会に分かれて、部落差別関する様々なテーマについて約2時間しっかり議論しました。
他の高校の生徒との交流の機会はなかなかないので、話し合ったりするなかで新たな気づきが得られ、さらに人権問題への学習をしようとする気持ちにつながりました。
このような校外での活動もありますので、是非とも解放研に入部してほしいと思います。兼部大歓迎です。






解放研の部員が、8月23日(土)・24日(日)に福岡県で行われた全国高校生集会に参加しました。
約1000人の全国から集まった高校生と交流や研修を行いました。この集会に参加することで、部落解放への思いが強くなり部落差別の撤廃を目指して学習を続けたいと言っています。今回の集会がそのためのよいきっかけとなってほしいと思います。




8月31日(土)に解放研でフィールドワークを行いました。場所は、岡山県津山市の北部です。
今回の目的は、明治初期に岡山県北部で起こった、明治政府による徴兵制・学制・租税に加えて、被差別部落の人々を「平民」とする「解放令」に反対した農民による一揆「美作騒擾(みまさかそうじょう)」についての学習でした。
実際に焼き討ちにあった被差別部落の一帯や、一揆の農民に被差別部落の人々が殺害された河原等を訪れました。近くの神社には焼き討ち跡がまだ残っているなど、現地に行って学ぶことが多かったです。
案内していただいた加茂人権問題研究会の原田は、美作騒擾については現地ではほとんど知られていないため、被差別部落に対する差別の歴史としてこの事件を語り継がなければならないとおっしゃっていました。
鳥取に近い地でこのような事件があったこと、そして非常時にこそ差別が表面化することを心してこれからも学習し続けたいと思いました。来年度もフィールドワークを続けたいと思います。

加茂人権問題研究会設立の慰霊碑

事件のあった河原で説明を聞く


「中部地区高等学校解放研リーダー研修会兼高校友の会夏期研修会」が7月21日(月・祝)に赤碕文化センター及び周辺地域で行われました。今回は部員2名が参加しました。
まず周辺地域のフィールドワークを行い、その後同和対策事業での地域の改善と現状についてお話を聞きました。
全員で昼食にカレーとサラダをいただいた後、午後は同和地区の歴史と文化について講義を受け、新たな発見が多数ありました。
その後班に分かれて一日で学んだことの振り返りを行い、全体で発表して内容を共有しました。
実際に地区を訪ねて地区の歴史や部落差別解消への取り組みについて学ぶことができ、差別解消への気持ちを新たにすることができました。
兼部でも結構ですので、ぜひ多くの人が解放研に参加してほしいと思います。





9/21(金)に、倉吉人権文化センターで交流会が行われました。中部地区のほとんどの高校から、約70名の高校生が参加しました。
レクリエーションや人権ワークショップ、全国高校生集会の報告でお互いに仲良くなった後、交流クッキングを楽しみました。そしてその後は、「いじめ問題」をテーマに、自分たちの体験や思いを交流しました。話はいじめ問題の枠を越えて、「人権問題」や「部落差別問題」まで話題が及びました。
参加した生徒の感想としては、「他校の生徒と仲良くなれた」「自分の高校以外の様子が知れてとても参考になった」「自分のいる環境だけで物事を判断してはいけないとわかった」「本気の話ができてうれしかった」などがありました。いろいろな点で実りのある会だったと思います。
解放研は誰でも参加できます。もちろん兼部も大丈夫です。毎週木曜の昼休憩に、人権教育室で部会を行っています。新たな出会いや体験があると思います。ぜひ多くのみなさんに参加してもらいたいです。お待ちしています。