若鳥丸12月1日のようす
2017年12月3日 11時31分12月1日(金) 五島列島釣り実習
風:北3 天気:本曇り 気圧:1026.0 気温:9.2 水温:18.7 波:2
長崎を出港する日を迎えました。出港スタンバイ前にデッキに上がってから港外に出るまでの約1時間、実習服とウインドブレーカーでは凌げない寒さに耐え、最後の寄港地である長崎を後にしました。本日は、釣りをする五島列島を経由して、ようやく境港に向けて航行することになります。生徒の大半はあと数日で境港に戻って来られるという状況に、「もう少しの辛抱だから頑張る」「最後まで気を抜かないように頑張りたい」という心境にあるようです。本日は昼食後から釣り実習を行いました。事前に五島列島は釣りの聖地であると生徒に伝え、期待を高めてきたので、今までにない大漁を願っていました。前半組は午後1時に釣りを開始しました。さすがに慣れたもので、自分でサビキ仕掛けをセッティングして、餌を付けています。魚群探知機には海底に大型の魚の反応があります。水深40~50m、狙いは底魚です。魚の活性が高いときは一投目から釣れだしますが、針に付けたオキアミは付けた状態を保ち、魚の反応がありません。餌の付け替えの手間は省けて良いのですがアタリすらなく、しばらく沈黙が続きました。この沈黙を破ったのは38cmのイラ(アマダイに似ています)でした。その後すぐに、29cmのイトヨリダイを釣り上げました。釣れていない生徒に「さぁ、これからだぞ」と声を掛けたのですが、最後まで魚の活性は上がらず、餌はそのまま残ります。前半組に終了を告げていると、今回の釣りを一番楽しみにしていた実習生が針にキビナゴを付けていたので、「これが最後にしよう」と伝えて、アオハタ41cmとイトヨリダイ32cmを釣りあげました。本人も念願だったハタ科の魚が釣れて、寒さで強ばっていた顔も自然と笑顔になりました。これが本日最後の漁獲物でした。後半組は1匹も釣れず、魚からの反応を得られず、寒さで体が震え、手が悴む厳しい状況のため、気持ちが折れ掛かっていたので、少し早めに切り上げ、片付けをしました。
待望の1匹目はベラ科の魚! 血抜き作業
寒さで挫けそうになりながらも待つ 念願のハタ科(41cm)