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日誌

海洋科2年生 オーストラリア国際航海(日報)

2013年12月2日 15時04分
2年生 【11月30日(土)の日報】

 航海35日目、低気圧が東に去ったため朝から穏やかな海況となっています。朝から釣り実習を行いました。午前中は作業班の生徒、午後は当直班がはりきって取り組んでいました。気温12度、水温18度とこの時期にしては暖かく穏やかな海況でしたが、風に対して潮流が真横に流れる状況の上、潮流も早かったので釣りには不向きなコンディションでした。午前開始早々、船尾で竿を出していた生徒に当たりが来ました。「先生!重い!」の一言で私は見守りながら何が上がってくるのか待っていたら30cmを超える美しいレンコダイでした。彼は何とかデッキに引き上げ思わず笑顔で「やったー」と満面の笑顔でした。その後も、他の生徒がウマヅラハギを釣り上げ喜んでいました。午前中でレンコダイが10匹、ウマヅラハギが30匹、イサキ1匹、ベラ20匹と大漁とまで行きませんが皆魚を釣り上げることが出来ました。

 午後は出だしが悪くなかなか釣れませんでしたが、30分を経過した頃から撒き餌が効いてきてウマヅラハギが釣れるようになりました。水深が50mと深いため生徒達は当たりをあわせるのに苦労していました。デッキを巡回中、一人の生徒が私に「先生釣れん!面白くない!自分はこれまで魚が釣れたことがないからお手本見せて!」と言うので糸を巻き取り餌の付け方をもう一度教え、よせの方法やしゃくり方など手本を見せながら教えました。その瞬間!小さな当たりでしたが慎重にあわせ、大きくしゃくった時に魚の重量感が伝わってきました。釣り上げると40cm程度のカサゴでした。たも網を船員の方に持ってきていただき、なんとか取り込むことが出来ました。釣れることを実証しました。その後、その生徒は頑張ってウマヅラハギを釣ることが出来ました。

 この1ヶ月色々ありましたが、明日境港に帰港します。以上で本航海の日報、終了いたします。
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