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日誌

瀬戸内海・四国沖航海実習 2日目

2014年6月9日 10時22分
2年生

6月9日(日)航海2日目になりました。若鳥丸は水島港高島公共岸壁係船中です。

<指導教官の日報紹介>6月8日(土)
 関門海峡を午前3:00に通過したため、起床する時間には既に瀬戸内海に入っており、船の揺れがほとんどありませんでした。そのため、昨晩まで船酔いに苦しんでいた生徒も完全に回復しており、「船酔いが無いって本当に最高だ~」などと言って喜んでいました。本日は海上交通安全法が適用される航路を通過し、航路によって定められた交通ルールを学ぶことが目的です。午前中に船長コースは航海計器の授業ですでに学んでいた海上交通安全法の復習を行い、海洋技術コースは基礎的な知識が不十分なため、海上交通安全法についての講義を行いました。13:00には来島海峡航路に入り、船長コースは船橋で、海洋技術コースはコンパスデッキ(一番高いところにあるデッキ)で航路見学をおこないました。若鳥丸は最初のうちは西水道を通っていましたが、途中で潮の流れが逆になる転流となり、来島マーチスから中水道に移るように指示が来ました。それを受けて航路を移動したのですが、運のいいことに船橋にいた生徒たちはこのやり取りを聞くことができ、さらに舵をとらせてもらう貴重な経験ができました。船長からも「充実した航路学習を行うことができた。実習生も緊張感をもって船橋で操舵や見学をしていた」と褒めていただきました。1年生から海上交通安全法についても学習し、四級海技士の筆記試験に合格している生徒に初めて航路見学をした感想を聞いてみると、「勉強して想像していた航路のイメージよりも、実際の航路は大きくて驚いた」、「大型の商船がたくさん輻輳(ふくそう:混雑していること)していてびっくりした」、「乗組員の方たちの的確な対応や緊張感が伝わってきてすごいと思った」と言っていました。私から見ても本日の航路学習に生徒は意欲的に取組み、とても充実していたと感じました。今日の経験でこれまで行ってきた航路に関する学習内容の理解がさらに深まったことと思います。生徒にはぜひ、海技士試験や小型船舶操縦士の資格試験に生かしてもらい、多くの資格取得につなげほしいと思います。その後、18:00に無事に水島港に入港し、明日はいよいよこの航海の目的の一つである造船所見学です。明日の造船所見学でも十分な学習成果があげられるよう、生徒には今夜しっかりと睡眠をとり体調を整えてもらいたいと思います。

 
  朝の体操後のデッキウォッシュ             瀬戸内海に入り船酔いも回復
 
  海洋技術コースはデッキで航路見学     船長コースは来島海峡で操船しました!!