オーストラリア国際航海No.33
2015年11月18日 11時16分成27年11月17日(火)
正午位置 太平洋(N27°-58.8 経度E136°-58.8)
風向/力SW/3 天候bc 気圧1018.9hPa 外気25.3℃ 水温25.0℃11月17日(火)指導教官の日報
実習32日目。航跡プロッタには日本列島が全部写り、空も日本で見るような雲の景色となりました。これまでは日出からしばらくして起床時間でしたが、今日はちょうど日出の時で、朝日を浴びながらのデッキ洗いとなりました。デッキに流す水も少し冷たくなり、日本に近づいていることを実感します。陸が近いので、鳥がやってきて糞を落としていきます、その白くなっている部分を力いっぱいこすってキレイにしました。午前中は下関での入国審査に向けて、居室の大掃除と荷物の整理、税関で申告する物をまとめました。ある実習生のベッドには、オーストラリアで買ったジュースの空き缶が並べてありました。何に使うのかわからないけれど、記念に持って帰るそうです。午後は海洋観測のまとめ、海洋技術類型は6級海技士の小テストを行いました。全員合格で下船への第一段階クリアです。あとは課題が終われば文句なしですが、1名が微妙です。それから今日、鹿児島に向かう薩摩青雲丸が近くを通過していました(AISで確認)先日は三重県のしろちどりも確認、この時期全国の水産高校の実習生がいろんな海域で実習をしていて、同世代が苦しい思いをしながらも頑張って実習をしていることを船長から話していただきました。広い海にたくさんの実習生がいて、それぞれがそれぞれに頑張っていることに思いをはせることができました。明日には豊後水道を抜け、午後には関門航路手前の錨地へ到着します。例年になく凪&潮に乗る&(多分)船底が汚れていない、ということで速力は13ノット代、予想していたよりも早く到着する見込みです。昨日の日報にあげた携帯電話の使用については、明日は8:45から15:45まで預かることにしました。大好きな携帯電話を預かる、ということに異論や反発があるかもしれないと思っていましたが、意外とすんなり受け入れてくれました。知らないうちに成長しているんですね、と指導教官2人で話しています。信頼できる部分も増えていて、本当に大きく成長したなぁと実感しています。下関入港、境港帰港に向けて、気を緩めず行きたいと思います。
本日の日の出
ロープワーク
6級海技士小テスト