第2回 全国高校生手話パフォーマンス甲子園 2015年9月23日 17時33分 行事報告 9月22日(火) 米子市公会堂で開催された第2回全国高校生手話パフォーマンス甲子園に、福祉科3年ボランティア類型の生徒が、47チームの応募があった予選を通過して出場しました。パフォーマンスのテーマは、「鳥取県の魅力を伝えよう」です。この日に向け、鳥取県の魅力を全国に発信しようと練習を重ねてきました。練習する中で気づかされた鳥取県の魅力を、一人ひとりが心を込めて演じました。 続きを読む 冒頭は「ふるさと」の手話歌でスタートしました。「ふるさと」は鳥取県で生まれた作曲家、岡野貞一がつくった曲です。バックには鳥取県の観光名所の映像が流れました。次に紹介するのはトライアスロンです。米子の皆生は昭和56年(1981)、海や大山山麓の豊かな自然を活かして、日本初のトライアスロンが開催された発祥の地です。続いて鳥取県の特産品が紹介されました。20世紀梨、白ねぎ、砂丘らっきょう、スイカと、おいしいものを順に紹介しました。本校がある境港市はカニの水揚げ量が日本一を誇ります。カニのダンスで境港の魅力をアピールしました。ダンスの名前は「エビカニクス」!!鳥取県の魅力はまだまだあります。障がいのある方も暮らしやすい社会を実現するための「あいサポート運動」です。この運動をスタートしたのが鳥取県であり、現在、この運動の輪は全国に広がりつつあります。手話歌「みんな色の世界」鳥取県では、手話を言語として認めた「手話言語条例」が日本で初めて制定されました。あいサポート運動も、手話言語条例も、鳥取県の魅力として、自信を持って誇れるものです。鳥取県はボランティアの参加率が高く、全国的にもボランティアの盛んな県として知られています。本県では、「鳥取県福祉ヘルプメイト」という資格を独自に作り、高校生のボランティアを奨励しています。この大会に参加した生徒は、全員が100時間のボランティアを達成し、鳥取県ヘルプメイトの資格を取得しました。パフォーマンス終了後、ステージでインタビューを受ける様子です。司会は、元SPEEDメンバーの今井絵里子さんです。今井さんは2008年に日本テレビの「24時間テレビ」に出演され、聴覚障がいをもつ息子さんと前向きに生きられる姿を公表されました。現在はERIHIROとしてもご活躍されています。境港総合の生徒たちは、「より多くの人に出会い、居心地のよい社会を目指し、それを実現していくために、これからも勉強していきます」と宣言し、パフォーマンスを終了しました。本大会への出場を通して、生徒たちは仲間との絆を再確認し、一生懸命取り組むからこそ得られる達成感を感じることができました。また、手話で表現できる世界がまだまだ無限にあることにも気づかされました。それぞれの生徒が、これから生きていく様々な場面で、自分が出会う多くの方々と協力しあい、みんなでよりよい社会を築いていけることを願っています。 閉じる いいね 11