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日誌

海洋科3年生 沖縄潜水航海実習の様子

2016年7月5日 14時32分
3年生 7月4日(月)の午前11時30分、海洋科3年生は若鳥丸に乗船し、境港を出港しました。
境港を出港する前日まで、4日間の潜水集中訓練を行いました。全員がダイビングの技量を上達させ、これで沖縄の慶良間でのダイビング実習が安全に楽しく出来ると思います。
卒業後の進路を意識して、航海、機関の専門教科もしっかり学んでもらいたいと思います。

<指導教官からの日報>

 本日11時30分、境港を出港しました。お見送りにきてくださったみなさま、ありがとうございました。「泣いても笑っても最後の航海、このメンバーで乗ることはこの先もう二度とありません。笑って終われるように一日一日を大切に過ごしてください」船長のこの言葉に、じーんときたのか、実習生の感想には改めて最後の航海をより良いものにしたい、と書いてありました。また、校長挨拶のとおり、沖縄や神戸では境港では見る機会のない海の仕事を学びます。これまでの卒業生の中にも、船乗り、ダイビングインストラクター、潜水士、港湾施設関係者などなど、この航海で自分の将来がはっきり見えた人が何人もいます。この3年生もそうなるよう、たくさん見て、たくさん感じて学んでほしいと思います。実習生代表挨拶をした彼は2年生のときから内航船の機関員を目指しており、今回5級海技士の過去問集を持ってきています。「4日間の集中訓練で学んだ事を活かして、沖縄の海とオーストラリアの海を比較し、どんな海洋生物がいるのか学びたいと思います。また、当直などの船内業務も将来のためにしっかりと学びたいと思います。」と挨拶しました。この航海が3年生にとって夢に近づく大きな一歩となるよう、指導教官、乗組員一同手助けしていきます。

出港後、さっそく防水、退船操練です。食堂集合の放送がかかってから持ち出し品を準備して集合、点呼まで2分、デッキへの集合、点呼まで4分半でした。船長からもさすが3年生と褒めていただきました。そして、「社会へ出てもこうした訓練があると思うが、慣れたときが一番危ない、訓練のための訓練にならないよう、いつでも本当に逃げるという気持ちでやってほしい。」とありました。体に染みこんでいることこそ突然の出来事にも冷静に対応する力になると思います。

その後当直開始、船長コースの2名、彼らは航海系のテストでもほぼ100点、他の教科もがんばっている様子。テストで「次の航海で学んだ事をどう活かすか書きなさい」と問うても2年生のときは手も付けずまったく何も書かなかったのですが、今回の期末では「2年生の航海や授業で学んだ事を自分からどんどん活用していく」ということがびっしりと書かれていました。ぜひ船乗りになってほしい人材です。

久しぶりに船が動いて、昼食後の学習ではあくび、眠気、頭がもやもやするなどの船酔い手前の症状がありましたが、夕食j時にはみんな回復し、読書時間には静かに全員で本を読めました。自由時間も深夜当直に備えて早く寝るなど、オーストラリア航海で課題だった点ができるようになって驚いています。


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  大雨の中、食料の積み込み            前船長から激励のことば
 
出港式の様子(雨天のため実習棟で行う)   お見送りありがとうございました。
 
      いってきまーす。                救命いかだ乗込み場所確認
 

 操練の旗揚げ UV本船は訓練中          船内読書 静寂な一時