イカ釣り航海実習
2018年9月11日 10時36分9月10日のようす
今日も残念ながらイカ釣り漁業が中止となってしまいました。昨日の夜の強風により、うねりがかなり残っている状態です。さらに今夜も強風が吹く予報となっているため中止の判断を余儀なくされました。投錨している浦郷湾は周囲を島で囲まれているのでとても穏やかな海域です。そのため、浦郷湾から出ると船が大きく揺れて船酔いになる生徒が出たり、ベッドで横になる生徒も多く静かな船内になりますが、浦郷湾に戻ってくると揺れや酔いも治まるため、にぎやかな船内になります。
私自身も「今、シロイカが釣れているから操業さえできればたくさん獲れるはずなのに・・・」という思いと、「生徒の実習だから安全第一で無理をしなくて良かった・・・」という思いがあります。生徒の中にも「せっかくイカ釣りに来たのにこのままじゃ総合フェアで販売できませんよ」と言っている生徒や、「時化た中で船酔いしながらイカ釣りをしないで済んでよかった・・・」と言っている生徒もいます。北海道の震災があったため、イカの値段が高騰しているためか、民間の漁船は昨日の時化の中でも操業している船があったそうです。しかし若鳥丸は実習船なので、漁獲量よりも実習生が無事に帰れることが一番大事なことだと思います。まだ3日操業できる日が残っているので、今まで蓄えてきたエネルギーをイカ釣りで発揮して、イカを持って胸を張って帰ることができたらと思っています。「家に帰りたい」とホームシックになっている生徒はいますが、体調の悪い生徒はいません。
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