イカ釣り航海実習
2018年9月10日 17時07分9月9日のようす
今日はイカ釣り漁業の準備をする日です。午前中はイカ釣りオリエンテーションで船長と甲板長に講義をしていただきました。甲板長からは、安全に手釣りをするための注意事項や、仕掛けを絡ませないためのコツ、シロイカを多く釣るための誘い方などを教えていただきました。初めてイカ釣りをする生徒にとっては、イカが乗っているかどうかの判断が難しいと思います。それは、魚のように明確な当たりがないからです。仕掛けを手繰ったときの、イカが乗っている重量感を早く覚えることが、手釣りで釣果を多くあげるコツではないでしょうか。
また、船長からは自動イカ釣機でケガをしないための注意事項や、海に転落しないための心構えなどを話していただきました。注意事項をしっかりと守り、事故やケガのない充実した実習ができるように、気を引き締めていきたいと思います。
午後は手釣りの仕掛けを作成しました。ふだんよく魚釣りをしている生徒は20分ほどで作り終えていましたが、糸を結ぶのが苦手な生徒は2時間以上かけて完成させていました。
さて、夜のイカ釣り操業についてですが、残念ながら海洋観測のみとなりました。漁場に着くまでは操業が可能な海況でしたが、パラアンカーを投入した後に激しい風が吹き始め、止む気配がないため操業を中止して、浦郷湾に戻りました。明日こそは、美味しそうな釣りたてのシロイカを見たいものです。
イカ釣りオリエンテーションのようす
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