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日誌

3年 沖縄潜水航海 7/12のようす

2019年7月16日 12時47分

令和元年7月12(金) 航海16日目
 正午位置 阪神港 神戸区 
 風向:SSE 風力:3 天気:晴れ 気圧:1006.2
 気温:25.7  水温:23.7      風浪:穏やか
 
 今日は寄港地における研修として、明石浦漁業協同組合のセリの見学をしました。ここでは日本で一番魚を大切に扱っており、明石浦漁協の魚は、市場の競りで高い値段がつきます。境漁港では漁獲量が多いため、どちらかというと質より量で勝負といったところがあるため、県外での境港産の水産物に対する評価は高くありません。生徒たちに「美味しい魚を消費者に届ける」とはどういうことかを知ってもらいたいと思い見学先に決めました。
 明石浦漁協へは若鳥丸を下船してからJR神戸駅まで30分以上かけて歩きました。新快速という特急列車並みの早い列車に乗って移動し、生徒たちは列車の多さや速さに驚いたようで、「境線とはぜんぜん違う!!」と言っていました。明石駅から漁協までは歩いて20分程でした。途中に「魚の棚商店街」を通りましたが、さすがは明石のタコです。1匹2~3千円の値札がついていました。
 11時からセリが始まり、漁業者、セリ人、仲買人、漁協職員の真剣勝負を見ることが出来ました。大きな水槽でいかしていた魚を次々とセリにかけ、その後素早く水槽まで急いで運びます。私が特に感心したのは、漁業者が漁船から活魚のスズキを一匹ずつ網にすくって走って漁協の水槽まで運んでいたことです。傷を付けないよう、ストレスを与えないよう細心の注意を払っているように感じました。また、漁協もセリに参加しており、セリ落とした魚を職員の方が一匹ずつ丁寧に締めて血抜きをし、ワイヤーを差し込んで神経抜きをされていました。締めていた魚は、スズキ、ハモ、ハマチ、マダイなどです。海洋科ではここ数年神経締めの研究をしていますが、本日の見学はとても勉強になったと思います。境港産の魚の魚価が上がるように、見学したことを生かしてもらいたいです。
 見学を終えて神戸駅で解散し、各自で昼食を食べに出かけました。何を食べたのか生徒に聞いてみると、ハンバーガーなどを食べた生徒が多かったようです。私はせっかく神戸に来たのだからと思い、神戸中華街(南京町)にある有名店の豚饅を10個食べました。本当に美味しかったです。明日の神戸市内班別研修も充実したものになって欲しいです。
   
明石浦漁協での見学          魚の棚商店街             若鳥丸が係留している第一突堤     実習日誌の記録