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日誌

海洋科2年生「瀬戸内海・四国沖航海実習」が始まりました。

2014年6月9日 09時54分
2年生  6月7日(土)、小雨の降りしきる中、生徒25名は若鳥丸に乗船して、境港を出港しました。
6月13日(金)までの7日間に、瀬戸内海における海上交通安全法に規定する航路学習、造船所の学習、高知での寄港地研修、隠岐での釣り実習等を行います。
 出港式では、クラス室長の生徒が代表して素晴らしい挨拶をしてくれました。「感謝の気持ちを忘れず、一日一日を大切に過ごしていきたい」と抱負を述べました。この航海での成長を期待しています。
 

<指導教官の日報紹介>6月7日(土) 実習1日目
 本日の出港式では、たくさんのお見送りありがとうございました。出港後、家族との別れを惜しみ、「早く境港に帰ってきたい」という生徒や、船酔いへの不安からいつもと表情がちがう生徒など、生徒によっていろいろな思いを抱えていることを感じました。また、差入れを下さった先生方、大変有難うございました。生徒たちは大喜びでした。美保湾で操練(避難訓練)を行いましたが、佐藤船長から生徒に対して「若鳥丸は決して韓国の船舶のように転覆することはないので安心して欲しい」、一等航海士からは「トラブルがあっても実習生の安全を第一に考える。乗組員や指導教官を信頼して指示に従うように」という話がありました。多くの高校生が亡くなった韓国の船舶の事故を受けて、この航海に不安を感じていた生徒もいると思いますが、船長や一等航海士の説明で少しは不安が解消できたのではないかと思います。私からも「緊張感を持って操練をおこなってほしい」という話をしましたが、私語をする生徒や服装の乱れもなく、救命胴衣・ヘルメットもきっちり着用できており、内容の濃い操練を行うことが出来たと思います。

 今日の海況は波高1m程度と穏やかでしたが、約1年ぶりの航海実習とあって、たいした揺れではないにも関わらず6名の生徒が船酔いになり、昼食のハヤシライスを食べられない生徒もいました。明日の早朝には関門海況を通過して瀬戸内海に入るため、海況はかなり安定するものと思われます。船酔いに苦しんでいる生徒も今日を乗り越えればずいぶんと楽になるはずなので、船の中でやるべきことから逃げることなく、この苦境を乗り越えてもらいたいものです。

 生徒の様子ですが、航海実習1日目ということもあり、5分前行動や話を聞く態度が十分とは言えません。まずはクラスとして「挨拶・返事・話を聞く態度」を向上させたいと考えています。明日からいよいよ航路学習がはじまり、瀬戸内海の難所である来島海峡を通ります。実りのある学習となるように生徒のモチベーションを高めていきたいと思います。



   
         乗船式の様子                     出港式の様子
  
   船酔いで課題に手をつけられない              船橋当直の様子
    
      通信長の筋トレ談義             夜の自由時間はテレビで盛り上げる